ドルコスト平均法とは?一括投資との違い・リスクが減る仕組みをFP3級相当パパが図解
📅 この記事は 2026年6月時点の情報をもとにしています(最終更新日に連動)
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ドルコスト平均法とは?「毎月同じ額を積み立てる」だけでリスクが減る理由

どうも、ちちまるです。投資歴6年、NISAつみたて投資枠で毎月3万円をオルカン(全世界株式インデックス)に積み立てています。この「毎月定額を積み立てる」やり方が、まさにドルコスト平均法です。
- ドルコスト平均法=価格に関係なく毎月同じ金額を買い続ける手法。相場の予測は一切不要
- 安い月は自然に多く・高い月は少なく買うため平均購入単価が平準化(高値掴みリスク減)
- NISAつみたて投資枠と相性抜群。10〜20年の長期で効果が最大化。我が家も投資6年継続中
※ 右肩上がり相場では一括投資に劣る場面もある「万能ではない手法」。それでも初心者には最も始めやすい。
💡 NISAって?「収穫物に税金がかからない特別な畑」のような制度で、投資の利益にかかる約20%の税金がまるごと非課税。詳しくは 新NISA超入門ガイド で図解しています。
投資を始めようとすると必ず出てくる言葉が「ドルコスト平均法(Dollar Cost Averaging)」です。難しそうな名前ですが、仕組みは非常にシンプル。毎月同じ金額を買い続けるだけです。
ドルコスト平均法とは何か?
ドルコスト平均法(Dollar Cost Averaging:DCA)とは、価格に関係なく、毎月決まった金額を定期的に投資し続ける手法です。「価格が高い時も安い時も、毎月1万円分買い続ける」というイメージです。
ポイントは「いつ買うか」を考えなくてよいこと。相場の予測は不要です。
ガソリン代でわかるドルコスト平均法の仕組み
ちちまる小話
毎月のガソリン代を「3,000円分だけ給油する」とルールを決めたとします。ガソリン価格は月によって変動するので、入れられるリットル数も変わります。
| 月 | ガソリン価格 | 給油量(3,000円分) |
|---|---|---|
| 1月 | 150円/L | 20.0L |
| 2月 | 120円/L(値下がり) | 25.0L |
| 3月 | 200円/L(高騰) | 15.0L |
| 4月 | 150円/L | 20.0L |
| 合計 | — | 80.0L |
📊 グラフの読み方:価格が安い2月は25L・高い3月は15Lと、金額固定なら「安い時に多く買う」が自動で実現。これが平均購入単価を下げる仕組みです。
4ヶ月の合計支出は12,000円、給油量は合計80.0L。平均購入単価は 12,000 ÷ 80 = 150円/L となります。
ここで注目すべきは、4ヶ月のガソリン価格の単純平均が (150+120+200+150) ÷ 4 = 155円/L だということ。つまり同じ金額で買い続けただけで、相場の平均より5円/L安く仕入れられたことになります。
これは「価格が安い月には自然に多く買い、高い月には少ししか買わない」という行動が機械的に実現されるからです。
投資においても、毎月一定額で投資信託を買い続けることで、高値掴みのリスクを抑え、平均購入単価を平準化できる——これがドルコスト平均法の本質です。

「安い時にまとめ買いして、高い時は買わない」が理想ですよね?でも「今が安いのか高いのか」は誰にもわかりません。だから毎月同じ額を買い続ける方法が合理的なんです。
- 「毎月◯リットル給油する」(数量固定)だと、逆に高い月に多く払うことになり、効果は得られません。金額固定であることが要です。
- 右肩上がりの相場では一括投資に劣後する場面もあるため、万能の手法ではない点には留意しましょう。
ドルコスト平均法のメリット・デメリットは?
- 相場の予測が不要:「今が買い時か」を考えなくてよい
- 感情に左右されない:暴落時も機械的に買い続けられる
- 平均取得単価を抑えやすい:価格変動の波を平準化できる
- 少額から始められる:NISAつみたて枠は月100円から設定可能な証券会社もある
- 自動化できる:設定したら毎月自動で積み立てられる
- 右肩上がりの相場では一括購入に劣ることがある:ずっと上昇し続ける相場では、最初にまとめて買った方が多く増える
- 元本割れのリスクはゼロではない:積み立てても相場が長期低迷すると損失になることがある
- 短期では効果が出にくい:10〜20年以上の長期投資で効果が高まる
一括投資 vs ドルコスト平均法、どっちを選ぶ?
「まとまったお金があるなら一括で投資した方がいいの?」——これは投資を始める人の最大の疑問です。
| 一括投資 | ドルコスト平均法(積立) | |
|---|---|---|
| 向いている人 | まとまった資金が今ある人 | 毎月の給料から積み立てる人 |
| メンタル負荷 | 高(買った直後の暴落が怖い) | 低(機械的に続けられる) |
| 右肩上がり相場 | 有利(早く全額が働く) | やや不利 |
| 暴落含む相場 | 高値掴みのリスク | 安い時に多く買えて有利 |
結論:これから投資を始める会社員・子育て世帯の多くは「積立一択」です。理由はシンプルで、毎月の給料から積み立てる以上、そもそも一括投資する原資がないから。「一括か積立か」で悩む必要があるのは、退職金や相続などまとまった資金が手元にある人だけ。我が家も新NISAは毎月の給料からの積立で、迷う余地はありませんでした。
まとめ:相場を読む必要はない、続けることが最強
📝 この記事の要点
ドルコスト平均法は、投資初心者にとって最も始めやすい手法のひとつです。
- 毎月同じ金額を積み立てるだけ
- 相場の予測は不要・感情に左右されない
- 価格変動があっても単純平均より有利になりやすく、高値掴みを避けやすい(必ず単価が下がるわけではない)
- NISAつみたて投資枠と相性が最高
- 10〜20年以上の長期で最大限の効果を発揮する
- 長期・積立・分散投資の効果:金融庁「資産形成の基本(長期・積立・分散投資)」
- 新NISA制度:金融庁「NISA特設ウェブサイト」
- 資産運用シミュレーション:金融庁
- 投資信託・積立投資の基礎:投資信託協会(分散・長期・積立の解説)
- 家計と投資:金融経済教育推進機構(J-FLEC)(積立投資の家計への取り入れ方)
NISAつみたて投資枠との相性は抜群
NISAの「つみたて投資枠」(年間最大120万円)は、ドルコスト平均法と相性が非常に良いです。
NISAつみたて投資枠は「定期・定額の積立」が基本の設計になっています。毎月自動で引き落とされて購入されるので、一度設定したら後は放置でOK。まさにドルコスト平均法を手軽に実践できる仕組みです。
我が家は2020年に投資デビュー、2021年初頭につみたてNISA(旧制度)でインデックスファンド開始(月1万円から)、2021年末にはつみたてNISA満額(月33,333円)に到達、2024年1月の新NISAスタートからはつみたて月3万+成長月3万でオルカンを継続中。コロナ後の不安定相場や2024年8月の日経大暴落も経験しながら長期保有しています。

僕は2020年のコロナショックの直撃ではなく、立ち直りかけの局面から投資を始めたので、あの大暴落そのものは経験していません。でも2024年8月の日経大暴落では資産が一時的に減り、それでも積み立てを止めずに続けたことで、その後の回復でリターンが改善しました。ドルコスト平均法は「暴落時こそ安く多く買える」と思えると、焦りが減りますよ。
「今が買い時か」「相場が下がりそうだから待とう」と考え続けていると、いつまでも始められません。まず少額でも始めて、毎月コツコツ続けることが一番大切です。
- ネット証券で口座開設(SBI証券・楽天証券・マネックス証券など)
- NISAのつみたて投資枠を選ぶ
- 全世界株式(オルカン)等を月1,000円〜で積立設定 → あとは放置でOK
「いくらから」「どの商品」で迷ったら、まず最小額で始めて慣れるのが正解。金額は後からいつでも増やせます。
本記事は2026年5月時点の情報をもとに作成した教育目的のコンテンツです。投資は元本割れのリスクがあります。特定の金融商品を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。不安な場合はFP(ファイナンシャルプランナー)や証券会社の窓口にご相談ください。