貯金だけのあなたへ。投資で変わるお金の見方5つ
📅 この記事は 2026年6月時点の情報をもとにしています(最終更新日に連動)
📖 もくじ▼

どうも、ちちまるです。今日からちょっと長い連載を始めます。テーマは「投資が変えるパパの人生」。第1回は、貯金派だった僕が投資を始めて本当に変わった、お金の見方5つです。
💡 はじめに:「お金の話が苦手」「投資=怖い」と感じていた僕が、6年で180度変わった話です。専門用語は最小限に、「オルカン」=全世界の株にまとめて投資できる商品(eMAXIS Slim 全世界株式等)として読んでください。月1万円からでも意味があります。
- 貯金派から投資派に変わって「お金の見方」が5つ変わった:①「貯める」から「育てる」/②「節約」から「投資」/③「お金は怖い」から「お金は道具」/④「労働収入だけ」から「労働+資本収入」/⑤「不安」から「準備」
- 変化のきっかけは新NISA積立(月3万円)。1年で含み益が出始めると(含み益=まだ売っていないけど、買ったときより値上がりして増えている状態のこと)「お金が勝手に育つ」感覚に変わる
- 投資は「メンタルとライフスタイル」を変える。お金の額面より「お金との付き合い方」が変わるのが本当の見返り
📖 この記事の読み方(長めです:全6章・読了 約8分)
- 🏃 急いでいる人(約2分):上のざっくり要約 →「5. 不安は消えない。けど『選択肢』が増える人生に変わる」だけでOK。この記事の核心です
- 🙋 投資が怖くて踏み出せない人:「3. 短期的な値動きが「気にならない」ようになった」から読むと、怖さの正体が整理できます
- 🔍 体験エッセイとして読む人(約8分):変化1〜5を順に。お金→使い方→値動き→ニュース→人生観と、6年間の変化をたどれます
「投資をしろ」と言われても、響かないですよね。
僕も6年前まで、ずっとそうでした。
投資はギャンブル、貯金が安全。 損したくないから、銀行に預けておく。 給料が上がれば、生活も上向く。
そう信じて疑わなかった。
でも、世帯年収430万・片働き・5歳目前と3歳目前の2児の我が家が、6年かけて投資を続けてきた結果、お金との付き合い方が根本から変わってしまった。
2020年、コロナ相場をきっかけに恐る恐る投資を始めた。 2021年初頭、妻の妊娠期間中につみたてNISA(旧制度)でインデックスファンドへ月1万円から。 2021年末、家計の余力が出てきてつみたてNISA満額(月33,333円)に到達。 2024年1月、新NISAスタートでオルカンつみたて月3万+成長月3万=月6万円ペースへスケールアップ。
💡 NISAって?「収穫物に税金がかからない特別な畑」のような制度で、投資の利益にかかる約20%の税金がまるごと非課税。詳しくは 新NISA超入門ガイド で図解しています。
投資で増えたのはお金だけじゃない。「お金の見方」が、もう貯金一辺倒には戻れないところまで進化した。
今日は、その変化を5つに分けて、6年前の自分に届けるつもりで書きます。
「投資なんてしない」と決めているあなたほど、最後まで読んでほしい。
1. お金は「貯めるもの」から「働かせるもの」に変わった
📚 専門用語で迷ったら:マネー用語辞典(投資・投資信託)でまとめて確認できます(投資信託・オルカン・S&P500・信託報酬・複利など)。
6年前の僕にとって、お金は「貯めるか、使うか」の二択でした。
給料が振り込まれたら、生活費を引いて、残りを銀行口座に。
銀行口座に貯まったお金を見て「よし、安心」とニヤニヤする。
これが僕にとっての「お金の正しい扱い方」だった。
でも、新NISAのつみたて投資枠でオルカン(全世界株式インデックスファンド)を月3万円積み立てるようになって、お金に第3の選択肢があることを知った。
「働かせる」という選択肢です。

「お金を働かせる」って表現、最初は全くピンと来なかったし、意味が分からなかったんです。でも、世界中の約2,500社(全世界株インデックスの構成銘柄)が稼いだ利益のおこぼれを受け取ってる、と知ったときに「あ、これか」って腑に落ちました。
当時、銀行に預けたお金は年0.001%しか働かなかった(その後の金利上昇で、2026年は大手銀行の普通預金でも0.2〜0.3%程度に上がってきた)。
一方、オルカンに預けたお金は、過去の長期平均で年5〜7%働いてくれた(過去実績、将来保証なし)。
数字以上に大きいのは、「お金は寝かせるんじゃなくて働かせるもの」という発想転換そのものです。
2. 「節約してから投資」じゃなく「投資があるから安心して使える」に変わった
これは投資を始めてから一番大きく変わった感覚です。
6年前の僕:
そもそも「投資」という選択肢を持っていなかった。
NISAという制度があることすら知らなかった。
「お金は銀行に預けるもの」が当たり前で、それ以外の道は意識の外だった。
今の僕:
つみたて投資枠(月3万円)と成長投資枠(月3万円)、合計月6万円が新NISAに入っていく仕組みを構築済み。
ただし毎月の給料から月6万円フルではない。つみたて3万は給料から先取り、成長3万は特定口座の資産を一部売って新NISAで買い直す分(特定口座=NISAの外にある、利益に税金がかかる通常の証券口座のこと)+給料・児童手当の組み合わせ、というのが我が家のリアルです(特定口座からNISAへ“そのまま移す”ことはできず、いったん売って買い直します)。
その上で残ったお金は、家族の経験に使う。
旅行も、外食も、おもちゃも、安心して買える。
順番が変わったんです。
節約はもちろん今も大切。投資があるから、節約と消費の優先順位がクリアになり、お金の使い方そのものが上手くなった。
「これは本当に必要か」「今の自分・家族にとって本当の価値があるか」を考えるようになった。将来のための仕込みが自動で進んでいるから、目の前のお金は本当に価値あるものに使える。これが投資を始めて気付いた、最大のメンタル変化でした。
(ちなみに節約の話は、別記事で詳しく書く予定です)
これは「投資すれば贅沢してOK」という話ではありません。家計の余裕資金から投資に回し、生活防衛資金(半年分の生活費)を確保した上で、残りで暮らす——という基本は同じ。変わったのは「使うときの罪悪感」だけです。
3. 短期的な値動きが「気にならない」ようになった
投資1年目の僕は、スマホで毎日3回、損益をチェックしていました。
含み益が出ればニヤニヤ、含み損が出れば焦る。
正直、メンタルが市場に振り回されすぎて、家族との会話にも集中できない時期がありました。
でも、6年積み立てを続けて気付いたのは:
短期的な値動きを見ても、何の役にも立たない。
どうせ売らないんだから、見る必要がない。
大事なのは「20年後に必要なお金」を準備しておくこと。
「今日上がったか下がったか」が、どうでもよくなった。
この感覚は、投資を始めて2〜3年は手に入らなかったものです。長く続けて初めて、市場と健全な距離を取れるようになる。
ちなみに今は、口座を見るのは週に数回程度。「下がってる→気にしない」「上がってる→ニヤつく」くらいで、メンタルが揺れることはなくなりました。
4. ニュースの見方が変わった
6年前の僕は、経済ニュースをほぼ見ていませんでした。
「日経平均がうんぬん」「FRBが利上げ」と言われても、自分には関係ない世界の話だと思っていた。
でも、投資を始めてからは違います。
米国株式市場が下がる → オルカンも下がる → 我が家の老後資金が一時的に減る
円安が進む → 海外株のリターンに影響 → 教育費にも影響
日銀が金融政策を変える → インフレ・金利・住宅ローンに直結
世界の動きが、自分の家計と地続きで繋がっている感覚が生まれた。たとえば円安が家計にどう響き、投資でどう備えるかは、その地続きを実感しやすいテーマだ。
ニュースが急に「自分ごと」になる。これは、投資をしていない頃には絶対に味わえなかった視界の広がりです。

これ、お金の話だけじゃなく、世界情勢への関心が高まる副次効果が大きいです。「経済って案外身近やん」と気付くと、新聞・ニュースが面白くなりますよ。
5. 不安は消えない。けど『選択肢』が増える人生に変わる
正直に書きます。
投資を6年続けた今でも、お金の悩みは尽きません。 教育費、住宅、老後——子どもが大きくなるにつれて必要なお金の桁が変わっていく。生活防衛資金がそれなりに貯まっても、不安は形を変えて続きます。
そして同時に、時間の悩みも尽きません。 家族との時間、自分の時間、勉強の時間——どれも足りない。
投資すれば悩みが消える、なんて嘘です。
でも、6年前と決定的に違うことが一つあります。
「選択肢」が増えたこと。
「この仕事辛いな」と思ったとき、転職を本気で検討できる。
「子どもにやらせたい習い事」が出てきたとき、月謝を即決できる。
「家族で旅行行きたい」と妻が言ったとき、預金残高に怯えなくていい。
不安をゼロにしたいわけじゃない。不安と向き合いながら、自分で選べる場面が増えた——これが投資6年の最大の収穫です。
そして今、インフレ時代に突入した
ここから本気の話。
2024年以降、日本も本格的なインフレ時代に入りました。物価は明らかに上がっている。スーパーで買える食材の量、外食の値段、子どもの服のサイズアップごとの出費……家計を回している人は実感しているはず。
⚠️ インフレの本当の怖さ
仮に年3%のインフレが20年続くと、現金の価値は約55%に目減りします(10万円の購買力が5.5万円相当に)。
銀行に預けっぱなしの「安全資産」は、インフレに対して確実に負けていく資産です。これは過去の話ではなく、今リアルに進行中です。
「投資はリスクがあるから怖い」という時代は終わったと、僕は本気で思っています。
これからの時代、「投資をしないリスク」と「投資をするリスク」を両方知った上で、自分なりの判断軸を持つ必要がある。
📖 インフレについてもっと深く知りたい方へ:インフレを正しく恐れろ。投資をしないリスクを6年投資家が解説 で、現金が目減りする数字・株式がインフレに強い理由・取るべき行動を徹底解説しています。
そのために、まず投資の価値をしっかり勉強すべき。投資商品を買う前に、新NISA・iDeCoの仕組みを知る。インデックスファンドと個別株の違いを知る。長期・積立・分散の原則を知る。
知識ゼロのまま「怖いからやらない」も、知識ゼロのまま「みんなやってるからやる」も、どっちも危険です。

このブログでは、新NISA・iDeCo・節約・教育費・保険など、子育て世帯のお金にまつわるテーマを解説していきます。読んで「分かった」上で、自分の判断軸で動いてもらうのが理想です。
まとめ:投資は「お金を増やす」だけじゃなく「人生の見え方」を変える
📝 この記事の要点
投資6年で変わった、お金の見方5つ:
- お金は「貯める」から「働かせる」に変わった
- 節約と消費の優先順位がクリアになり、お金の使い方が上手くなった
- 短期的な値動きが気にならなくなった
- 世界経済のニュースが「自分ごと」になった
- 不安は消えないが「選択肢」が増える人生に変わった
そして、インフレ時代に突入した今こそ、投資の価値をしっかり勉強する必要があります。「やる/やらない」の前に、まず「知る」ことから始めましょう。
投資の最大のリターンは、お金そのものより「お金との付き合い方」が変わることだと、僕は本気で思っています。
- □ SBI証券か楽天証券のNISA口座開設ページを開く(普段使うポイント経済圏で選ぶ)
- □ まずはオルカンを月1万円のつみたて設定から(いきなり満額にしなくてOK。我が家も月1万→3万→6万と6年かけて増やしました)
- □ 口座を見るのは月1回だけと決める(短期の値動きは気にしない)
具体的に「月3万円を6年続けたらどうなったか」は 実際の口座を公開した記事 でどうぞ。
「投資をしろ」と挑発的なタイトルにしてしまいましたが、本当に伝えたかったのは「投資をしないままでもいいのか、一度立ち止まって考えてみてほしい」ということです。
僕がもし6年前に戻れるなら、過去の自分にこう言いたい。
「貯金だけしてた頃の自分、よくがんばってた。
でも、月1万円でいいから、新NISAでオルカンを積み立て始めてみ。
6年後の自分、お金の見方が変わってビックリしてるから」
この記事が、6年前の僕みたいな誰かに届いたら嬉しいです。

連載「投資が変えるパパの人生」第1回でした。次回は「複利を体感しろ。一度知れば貯金には戻れない」——僕が初めて複利を実感した日のことを書きます。全9回でお届けする連載です(現在は完結済み)。お楽しみに!
お金の見方が変わったら、口座開設で第一歩
「貯金だけ」から一歩踏み出すなら、まずはNISA口座を開くところから。証券会社は普段使うポイント経済圏で選べば、ポイントも貯まって続けやすいです。
- 楽天・ドコモ・三井住友…経済圏別におすすめを比較
- 口座開設は最短5分・スマホで完結
- 少額から、無理なくスタート
- 新NISA制度:金融庁「NISA特設ウェブサイト」
- 長期・積立・分散投資の効果:金融庁「資産形成の基本(長期・積立・分散投資)」
- 資産運用シミュレーション:金融庁「資産運用シミュレーション」
- 家計の金融行動に関する世論調査:金融経済教育推進機構(J-FLEC)
- 投資信託の基礎知識:投資信託協会