インフレを正しく恐れろ。投資をしないリスクを6年投資家が解説

インフレを正しく恐れろ。投資をしないリスクを6年投資家が解説
📖 もくじ
ちちまる
ちちまる

どうも、ちちまるです。「インフレ」って言葉、ニュースで毎日のように聞きますよね。でも、「自分の家計に、具体的にどう影響するのか」を実感している人は意外と少ない。今日はその解像度を一気に上げます。

スーパーで卵を買うとき、「あれ?前より高くなった?」と思ったことはありませんか。

外食で「以前と同じメニューなのに、なんで300円も上がってるの?」と感じたことは。

電気代の請求書を見て「冬じゃないのに高い」と驚いたことは。

——これ全部、インフレです。

そして、あなたが銀行に預けているお金は、毎日少しずつ価値を失っている。これは脅しでも煽りでもなく、ただの事実。

僕(ちちまる、36歳・世帯年収430万・片働き・もうすぐ5歳と3歳の2児パパ)は、この「現金が目減りする」現実を6年前に投資を始めて初めて理解しました。今日は、インフレを正しく恐れて、行動に移すための知識をシェアします。

⚠️ 投資のリスクについて(先に必ず) 本記事は筆者の体験と一般的な情報に基づくもので、特定の金融商品を推奨するものではありません。投資には元本割れ・市場変動・流動性等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任において、生活防衛資金(生活費の半年分)を確保した上で、無理のない金額から始めてください。過去のリターンは将来を保証するものではありません。

1. インフレって、結局なに?身近な実例で解説

インフレ(Inflation)とは、簡単に言えば「モノやサービスの値段が継続的に上がること」

逆に言えば、同じ金額で買えるモノが減っていく状態です。

身近な実例で見るインフレ

商品数年前現在上昇率
卵(10個入り)約200円約300円約+50%
マクドナルドのビッグマック約390円約480円約+23%
食パン(6枚切)約160円約220円約+38%
電気代(標準家庭月)約8,500円約10,500円約+24%

※実際の数値は時期・地域・店舗で異なります。総務省統計局の消費者物価指数(CPI)の傾向に基づく目安。

ちちまる
ちちまる

卵が「200円→300円」って、子育て家庭の朝食コストにモロに効いてきます。「最近、食費が上がった気がする」は気のせいじゃない、データで証明されているリアルです。

2. なぜ今インフレなのか?3つの構造的理由

「コロナで物価が上がった」とよく言われますが、それだけじゃありません。

理由①:日銀の金融政策の転換

日本は長らくデフレ(物価が下がる状態)に苦しんでいました。それを脱却するため、日銀は2013年から「年2%のインフレ目標」を掲げ、金融緩和を続けてきました。

その結果、ようやく目標に近い水準のインフレが実現しつつあります。これは政策的に意図された変化です。

理由②:コロナ後の供給制約・人手不足

コロナで世界中の物流・生産が止まり、その後も完全には戻っていません。物が足りない=値段が上がる、という基本原理。

加えて日本では人手不足による人件費の上昇が外食・サービス業の価格に跳ね返っています。

理由③:地政学リスクと円安

ロシア・ウクライナ情勢や中東情勢で、エネルギー・食料の輸入コストが上昇。さらに円安が続いており、輸入品が割高になっています。

日本のインフレは、複数の構造的要因が重なった結果。短期的にコロナが終われば収まる、という性質のものではありません。

3. 現金は「安全資産」じゃない。年3%×20年で半分になる現実

ここが今日一番伝えたいパート。

「貯金は安全」という常識を、数字で疑ってみましょう。

計算例:年3%のインフレが続いた場合

⚠️ インフレで現金がどれだけ目減りするか
  • 10年後:100万円の購買力は約74万円相当(26%目減り)
  • 20年後:100万円の購買力は約55万円相当(45%目減り)
  • 30年後:100万円の購買力は約41万円相当(59%目減り)

20年後、銀行に寝かせていた100万円で買えるモノが、今の55万円分しかない——これがインフレの怖さ。

銀行金利では追いつかない

メガバンクの普通預金金利は、最近少し上がってきました(2026年4月時点で0.1〜0.3%程度)。でもインフレ率2〜3%には全く追いつきません

預金しているだけで、毎年実質的に資産が減っていく構造です。

ちちまる
ちちまる

「銀行に預けてるから安心」じゃなくて、「銀行に預けてるから毎年負けてる」が現実なんです。これに気付いた瞬間、僕の中で価値観が大きく変わりました。

4. なぜ株式(インデックス)がインフレに強いのか

「じゃあ何に投資すればインフレに勝てるのか」。一つの有力な答えが株式インデックスファンドです。

理由①:企業はインフレ分を売価に転嫁できる

物価が上がる=企業が売る商品の価格も上がる=企業の売上・利益も増える、という構造。

卵が200円→300円になれば、養鶏業の売上は1.5倍。
外食の価格が上がれば、レストランチェーンの売上も上がる。
エネルギーコストが上がれば、エネルギー会社の利益も増える。

企業はインフレを「自分の利益」に変換できる存在です。

理由②:株式は「実物資産」的な性格を持つ

株式は紙の権利ではなく、企業の生産設備・ブランド・技術・人材という実物価値を背景にした資産。インフレで貨幣価値が下がっても、実物資産の価値は連動して上がる傾向があります。

理由③:過去データが示す長期リターン

S&P500(米国の代表的株価指数)の過去30年間の年率平均リターンは約9〜10%(過去実績、将来保証なし)。仮にインフレが年3%でも、年6〜7%は実質的に資産が増えてきた計算です。

オール・カントリー(オルカン、全世界株式インデックス)も同様の長期リターンを示してきました。

大事な前提
「過去30年のリターン」はあくまで結果論であり、未来も同じとは限りません。短期では暴落・低迷期もあります。だからこそ「長期・積立・分散」でリスクを管理しながら投資する、という考え方が王道とされています。

5. 子育て家庭が今、取るべきアクション3つ

ここまで読んでくれた方に、具体的な行動指針を3つ。

① 生活防衛資金を「半年分」だけ現金で確保

まず、失業や病気で収入が止まっても半年は生きていける現金を確保。これは絶対に投資に回さない安全装置。

我が家は世帯年収430万・片働きなので、月生活費21万円×6ヶ月=約126万円を生活防衛資金として保有しています。

② 余剰資金は新NISAでインデックスへ

防衛資金を確保した上で、余剰資金を新NISAのつみたて投資枠でオルカン or S&P500に積立するのが王道。

我が家の例:

  • つみたて投資枠:オルカン月3万円
  • 成長投資枠:インデックスファンド月3万円(特定口座からの移し替えが主原資)
  • iDeCo:月5,000円(最低額)

無理のない範囲で、長く続ける——これがすべての基本です。

③ 「無料情報」を疑い、自分で勉強する

SNSや動画で「絶対儲かる」「初心者必見」みたいな情報が氾濫しています。その9割は商品宣伝です。

信頼できる一次ソース(金融庁・iDeCo公式・国税庁)と、複数の独立系発信者を読み比べて、自分の判断軸を作ってください。

ちちまる
ちちまる

このブログも、僕一人の意見に過ぎません。だから、いくつかのソースを比べて、最後は自分の判断で動いてください。それが投資で一番大事なメンタルです。

まとめ:インフレを正しく恐れる=行動に移す

この記事の要点

  • インフレ=同じ金額で買えるモノが減っていく現象。卵・外食・電気代で実感できる
  • 日本のインフレは政策・コロナ・地政学が重なった構造的なもの
  • 現金100万円は、年3%インフレ20年で購買力55万円相当に目減り
  • 銀行金利(0.1〜0.3%)ではインフレに追いつかない
  • 株式インデックスは企業の値上げ力+実物資産性でインフレに強い傾向
  • 行動指針:①生活防衛資金確保 ②余剰資金は新NISAでインデックス ③一次ソースで自分で勉強

「インフレが進む」と聞いて、何もしなければ毎年資産が目減りしていく。
「投資はリスクがある」と動かなければ、「投資をしないリスク」を取り続けているのと同じ。

行動には、メリットもデメリットも必ずあります。それでも、知った上で選ぶ——これが、子育て家庭の家計を守る第一歩だと、僕は本気で思っています。

ちちまる
ちちまる

連載「投資が変えるパパの人生」では、投資が実際にどう人生を変えたかを6年の体験ベースで全10回でお届けしています。あわせてどうぞ!


関連記事

出典・参考データ

※具体的な物価・金利は時期で変動します。最新の数値は各公式資料をご確認ください。

⚠️ 投資のリスクについて(再掲) 本記事は筆者の体験と一般的な情報に基づく内容で、特定の金融商品・銘柄を推奨するものではありません。投資には元本割れ・市場変動・流動性等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任において、生活防衛資金(半年分の生活費)を確保した上で、無理のない金額から始めてください。過去のリターンは将来を保証するものではありません。