育休中・共働きでも損しない?子育て世帯のふるさと納税 上限と注意点
📅 この記事は 2026年6月時点の情報をもとにしています(最終更新日に連動)
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どうも、ちちまるです。「育休中もふるさと納税ってやっていいの?」「共働きはどっちの名前で寄付するの?」——子育て世帯ならではの疑問って多いですよね。我が家は片働き世帯(年収430万・配偶者控除あり・上限約37,000円)ですが、共働きや育休のケースも含めて、損をしないためのポイントを整理しました。
- 育休で1年間ほぼ給与がない年は、控除上限がほぼゼロになることがあります(育児休業給付金は非課税で上限の計算に入らないため)。「やめたほうがいい年」もあるので要注意
- 共働きは寄付した本人の名義でしか控除されません(世帯合算はできない)。夫婦それぞれが自分の上限内で行います
- 中学生以下(16歳未満)の子は上限に影響しません。「子供がいると上限が下がる」は誤解。下がるのは高校生・大学生など扶養控除の対象がいる場合です
※上限額は所得・各種控除で変わります。必ず公式シミュレーターで確認してください。
ふるさと納税の基本:自己負担は一律2,000円
📚 専門用語で迷ったら:マネー用語辞典(ふるさと納税)でまとめて確認できます(控除上限・自己負担2,000円・ワンストップ特例など)。
ふるさと納税は、好きな自治体に寄付をすると、自己負担2,000円を超える分が所得税・住民税から差し引かれる制度です。さらに寄付先からお礼の品(返礼品)が届きます。実質2,000円でお米やお肉が届く、というのはこのためです。
- 好きな自治体に「寄付」する
- 寄付額(自己負担2,000円を除く)が所得税の還付+翌年の住民税から控除(差し引かれる)される
- お礼として返礼品(食品・日用品など)がもらえる
ここで大事なのが控除上限額です。これは「この金額まで寄付すれば、自己負担2,000円で済む上限」のこと。総務省の説明では、自己負担額は毎年一律2,000円で、控除は所得税分・住民税の基本分・住民税の特例分の3階建てになっています。住民税の基本分は一律10%、特例分が住民税所得割額の約2割を超えない範囲なら、自己負担2,000円で全額が控除されます(出典:総務省)。
つまり上限は、その人の住民税所得割(≒課税所得)の大きさで決まるということ。ここが、育休・共働き・子供の有無で変わってくるポイントです。なお正確な上限は所得・控除で変わるため、必ず公式シミュレーターで確認しましょう。
育休中はどうなる?やめたほうがいい年・できる年

育休中ってお給料がない(少ない)けど、ふるさと納税ってやっていいの?それとも損するの?
結論から言うと、育休で1年を通じて給与がほとんどない年は、控除上限がほぼゼロになりやすく「やめたほうがいい」ケースです。逆に、同じ年内に給与や賞与があった年(年の途中で育休に入った・年初まで働いた・産休前にボーナスがあった等)は、その分の上限が出るのでできるケースもあります。
育児休業給付金は非課税です(所得税法第9条にもとづき、所得税・住民税とも非課税)。一方、ふるさと納税の上限は住民税所得割(=主に給与所得にかかる税)の約2割が目安。非課税の育休給付金は、この所得割の計算に一切入りません。そのため育休で年間の給与がない/極端に少ない年は、所得割がほぼゼロ→上限もほぼゼロとなり、寄付しても自己負担ばかり膨らんで実質損になります。
年収欄に育休給付金は入力しないでください。シミュレーターにはその年に課税される給与・賞与の見込み額だけを入れます。給付金は非課税で上限の計算に入らないため、給付金額を年収に足してしまうと「上限が出た」と誤判定し、上限超過=実質損につながります。年の途中で育休に入った年・復職した年は、働いた期間の給与・賞与の合計だけを入力しましょう。
注意したいのは、よくある2つの誤解です。
- ❌ 「育休中は一律できない」……これは言い過ぎ。同じ暦年(1〜12月)内に給与・賞与の課税所得があれば、その分の所得割に応じた上限が出ます。年の途中で育休に入った年・復職した年・産休前のボーナスがあった年は、できる可能性があります。
- ❌ 「育休給付金が多いから上限も増える」……これも誤り。給付金は非課税なので、いくらもらっても上限は増えません。

我が家は片働きなので育休の経験談ではなく一般論ですが、ポイントはシンプル。「その年に課税される給与・賞与がいくらあったか」で上限が決まります。育休に入った年・復帰した年は、まずシミュレーターにその年の見込み年収(給与・賞与のみ/給付金は入れない)を入れて確認するのが確実です。最新の判定は公式で確認してください。
共働きはどちらの名義?夫婦で別々が原則

共働きなら、夫婦の収入を合算して大きく寄付できるの?どっちの名前で申し込めばいい?
ここはつまずきやすいポイントです。ふるさと納税の控除は、寄付した本人(申込・決済の名義人)の税金からしか引かれません。夫婦で世帯合算はできず、夫は夫の上限内、妻は妻の上限内で、それぞれ別々に行うのが原則です(出典:ポータル公式解説)。
上限は収入が高い(住民税所得割が大きい)側ほど大きくなります。ざっくりの数字感としては——
- フルタイム共働き:夫・妻それぞれに上限が出るので、各自が自分の上限内で寄付できます(世帯としての寄付枠は実質的に2人分)。
- 時短勤務・扶養内パートの側:住民税所得割が小さい/ほぼ無いため、その側の上限はほとんど出ないことが多いです。
- 育休復帰の年:働いた期間の給与・賞与だけで上限を判定(前の育休セクション参照)。
- 名義は寄付する本人で。決済カードも本人名義でないと「名義違い」で控除を受けられないリスクがあります
- 合算で上限は増えない。「夫婦合わせて〇〇円まで」ではなく、各自が自分の上限内で
- 収入が少ない側(扶養内パート等)は上限がほぼ無いことも。住民税所得割がほとんど無い人の名義で寄付すると損になりえます
子をどちらの税扶養に入れるかでも各自の上限は変わりますが、中学生以下の子はどちらに付けても上限に影響しません(理由は次のセクションで解説します)。影響が出るのは16歳以上の子を扶養する場合だけです。
なお、この点は法令の一次ページではなくポータル公式の解説をもとにしています。最終的な控除可否は各自の自治体・税務署や公式情報で確認してください。我が家は片働き世帯なので、共働きの運用は一般論としての整理です。
子供がいると上限は下がる?中学生以下は影響しません

子供が多いと、その分上限って下がっちゃうの?
「子供がいると上限が下がる」と思われがちですが、これは半分誤解です。16歳未満(中学生以下)の子は扶養控除の対象外なので、上限額には影響しません。国税庁No.1180では、控除対象の扶養親族は「その年12月31日時点で16歳以上」と定められており、16歳未満(年少扶養親族)は控除対象外だからです。
上限が下がるのは、扶養控除の対象になる子(16歳以上)がいる場合です。
| 子の区分(12/31時点) | 扶養控除の対象 | 上限への影響 |
|---|---|---|
| 中学生以下(16歳未満) | 対象外 | 影響しない |
| 高校生など(16〜18歳) | 一般の扶養控除 | やや下がる |
| 大学生など(19歳以上23歳未満) | 特定扶養控除 | より下がる |
なおこれは所得税ベースの数字で、住民税側の扶養控除額は別(やや小さい)です。また令和7年度改正で、19〜22歳まわりに「特定親族特別控除」が新設されるなど区分・控除額には変動の余地があります。最新の区分・金額は公式で確認してください。

我が家は長男5歳・次男3歳でどちらも中学生以下。つまり子供がいても上限に影響していない状態です。シミュレーターでも中学生以下の子は人数に数えなくてOK。お子さんが高校・大学生になってきたら、改めて上限を見直すと安心です。
上限の調べ方:シミュレーターで毎年確認
ここまで見たとおり、上限はその年の年収・配偶者控除・扶養控除(16歳以上の子)・住宅ローン控除・医療費控除などで変わります。検証外の「年収◯万円でいくら」という具体額をうのみにせず、各ふるさと納税サイトの公式シミュレーターに自分の数字を入れて確認するのが確実です。
我が家(年収430万・片働き・配偶者控除あり・子は中学生以下で上限に影響なし・住宅ローン控除なし)の上限は約37,000円が目安です。これはあくまで我が家の条件での数値なので、ご自身の上限は必ずシミュレーターで確認してください。
上限を超えて寄付した分は、控除されずそのまま自己負担になります。住宅ローン控除や医療費控除がある年は上限が下がることもあるので、寄付前のシミュレーター確認が大切です。最新の正確な上限は公式で確認しましょう。
ワンストップ特例:5自治体まで・1/10必着

控除を受けるには確定申告が必要?会社員には大変そう…。
会社員などで確定申告が不要な方は、ワンストップ特例が使えます。申請書を寄付先の自治体に送るだけで控除が完了する近道です。
| ワンストップ特例 | 確定申告 | |
|---|---|---|
| 対象者 | 会社員など(確定申告不要な方) | 自営業・医療費控除などがある方 |
| 手続き | 申請書を各自治体に提出(郵送/電子申請) | 2〜3月の確定申告期間に申告 |
| 寄付先の上限 | 5自治体以内 | 上限なし |
| 提出期限 | 翌年1月10日 必着 | 確定申告期間内 |
ワンストップ特例の要件は、(1)1年間(1〜12月)の寄付先が5自治体以内、(2)確定申告不要な給与所得者等であること。申請書の提出期限は寄付した翌年の1月10日(郵送は必着)です。
ワンストップを申請した人が、医療費控除・住宅ローン控除の初年度・副業申告などで確定申告をすると、ワンストップ申請はすべて無効になります。この場合、ワンストップ済みの分も含めて全寄付を確定申告で寄付金控除として申告し直す必要があります。出産でその年に医療費控除をする子育て世帯は特に注意してください。
※「5自治体以内」は寄付先の自治体数で、寄付回数ではありません(同じ自治体への複数回は1カウント)。1/10必着は郵送の到着ベース。日付・要件の最新は公式で確認を。
子育て世帯におすすめの返礼品(実体験キュレーション)
返礼品は、普段から必ず使う「消耗品」を選ぶと家計効果が最大化します。我が家のメインはお米と肉類です。
| ジャンル | 具体例 | おすすめ理由 |
|---|---|---|
| お米 | 新潟コシヒカリ・秋田あきたこまち など | 消費量が多い・重くて買いに行くのが大変 |
| 肉類 | 宮崎牛・鹿児島黒豚 など | 普段の食費を豪華にできる |
| 日用品 | トイレットペーパー・ティッシュ など | かさばるものを節約できる |
| 子ども用品 | おむつ・おしりふき・絵本 など | 子育て費用の節約に直結 |
| 魚介類 | ほたて・いくら・サーモン など | 冷凍で使いやすい |
お米は毎月消費するので、年間分をまとめてふるさと納税で確保すると食費がかなり助かります。おむつ・おしりふきは銘柄やサイズが合うかを事前に確認してから選ぶのがおすすめ。業務スーパーと組み合わせると食費の節約効果がさらに上がります。
ポータルサイト選び:2025年10月の変更に整合して
総務省の告示改正により、2025年10月1日以降、ふるさと納税のポータルサイトが寄付者に独自ポイントを付与することが禁止されました。楽天など各ポータルが寄付者に付けてきたポイントも対象外です。
一方で、クレジットカード会社が通常の決済で付与する一般ポイント(ふるさと納税以外の買い物でも付くもの)は対象外として残ります。線引きが微妙なため、具体的な付与額は時期で変動します。最新は総務省・各ポータル公式で確認してください。
ポイントで選ぶ時代ではなくなった今、ポータル選びで重視したいのは次の点です。
- 返礼品の品揃え(自治体・ジャンルのカバー範囲)
- サイトの使いやすさ(検索・絞り込み・レビューの充実度)
- ワンストップ特例の電子申請対応(紙の郵送が不要)
- 普段使っている経済圏との相性(会員登録の手間を省ける)
子育て世帯がふるさと納税で損をしやすいのは、ワンストップ申請の出し忘れ・期限切れと名義違いです。楽天を使わないなら、大手で実績豊富なさとふるが始めやすく、「さとふるアプリでワンストップ申請」を使えば紙の郵送が不要(マイナンバーカード必要)。寄付先の自治体数や申請状況をアプリ上で管理できるので、「5自治体以内」「1/10必着」のうっかり事故を防ぎやすいのが共働き・育児中の家庭には心強いです。実質2,000円の負担は楽天と同じです。
※本リンクは A8.net によるアフィリエイト広告です
よくある質問FAQ
Q1. 住宅ローン控除と併用できる?
できます。ただし住宅ローン控除を受けていると住民税から控除できる額が減るため、ふるさと納税の上限が低くなる場合があります。住宅ローン控除が大きい方は、必ずシミュレーターで確認してから寄付額を決めましょう。
Q2. 専業主婦(夫)・扶養内パートの分はどうなる?
住民税所得割がほとんど無い人は、控除の恩恵もほぼありません。その人の名義で寄付しても損になりえます。寄付は控除を受けられる本人(働いて住民税を納めている側)の名義で行うのが基本です(名義違いだと控除を受けられない点に注意)。
Q3. いつまでに申し込めばいい?
その年の控除に含めるには12月31日までに寄付を完了させる必要があります。ワンストップ特例の申請書の提出期限は翌年1月10日必着。我が家は毎年10〜11月に済ませています。
まとめ:子育て世帯がつまずく3点を押さえれば安心
📝 この記事の要点
- 自己負担は一律2,000円。上限は住民税所得割(≒その年の課税給与)の約2割が目安
- 育休で1年ほぼ給与がない年は上限がほぼゼロになりやすい(給付金は非課税で上限に入らない/シミュレーターにも入れない)。給与・賞与のあった年はできることも
- 共働きは本人名義のみ・世帯合算は不可。各自が自分の上限内で(収入が高い側ほど上限も大きい)
- 中学生以下の子は上限に影響しない。下がるのは高校・大学生など16歳以上の扶養控除がある場合
- 確定申告(医療費控除など)をする年はワンストップが無効になる点に注意
- 正確な上限・最新の制度は必ず公式シミュレーター/公式情報で確認を
楽天ふるさと納税で、いつもの感覚で寄付
楽天市場と同じ会員情報・操作でそのまま寄付できる「楽天ふるさと納税」。我が家もここをメインに使っています。2025年10月以降は寄付へのポイント付与はありませんが、実質負担2,000円で各地の特産品が届く制度メリットは変わりません。まず上限額シミュレーターで自分の上限を確認し、上限内で選べば安心です。
※楽天アフィリエイト広告- ふるさと納税ポータル:総務省「ふるさと納税」
- ワンストップ特例制度:総務省「ふるさと納税の手続き(ワンストップ特例)」
- 所得税・住民税の控除:国税庁タックスアンサー No.1155
- 確定申告(控除手続き):国税庁 e-Tax(国税電子申告・納税システム)
- 2025年10月のポイント付与禁止:総務省 ふるさと納税アーカイブ(指定基準改正・2025年10月施行)(最新は総務省・各ポータル公式で確認)
- 寄附金控除:国税庁タックスアンサー No.1150
- 扶養控除(16歳以上が対象):国税庁タックスアンサー No.1180
本記事は2026年4月時点の情報をもとに作成しています。税制・制度は変更になる場合があります。控除上限額は概算であり、正確な金額は各ふるさと納税サイトのシミュレーターまたは税務署にご確認ください。