個別株短期売買で10万円損した話:もう短期売買はやめると誓った投資歴6年パパの教訓
📖 もくじ▼

どうも、ちちまるです。今日はちょっと恥ずかしい話をします。投資歴6年・FP3級相当の僕が、個別株(特定の2-3社の株)の短期売買(数日〜数週間で売り買いを繰り返す手法)で、しっかり10万円損した話です。インデックス投資を勧める理由は、理論じゃなくて自分が痛い目にあったから、という告白記事です。
4/22から続けてきたインデックス投資シリーズ、株価指数の基本・S&P500・オルカンvsS&P500・日経平均・TOPIXと理屈を解説してきました。今日はその締めくくりとして、僕が「メインはインデックス一択」と言い切る原点になった失敗談を話します。
個別株短期売買で何が起きたのか?
投資を始めて3年目、ちょうど中盤の頃。コロナが落ち着き始め、米国の急速な利上げを乗り越えたころ。インデックス投資で順調に資産が増えていた僕は、調子に乗っていました。「これだけ伸びるなら、自分で銘柄を選べばもっと増やせるんじゃない?」と。そこから個別株の短期売買にハマっていきます。
ちちまる小話:逆張りばっかりするタクシー運転手
いつも渋滞を避けようと脇道に入るタクシー運転手、いますよね。でも不思議と、そっちの道も詰まる。「自分が選ぶと瞬間に渋滞する不思議」を、僕は株でやってしまいました。「チャート完璧、これだ!」と買った銘柄が下がる、「もうダメだ」と売った瞬間に騰がる。何度も何度も繰り返しました。
同じ銘柄を3回行ったり来たりして、毎回マイナス。気づいたら累計で10万円ほど溶けていました。怖いのが、計算するまでこの負けの大きさに気づけなかったこと。月の貯蓄目標が吹き飛ぶ金額です。我が家はボーナスなし・残業代なしの片働き家庭なので、給料から絞り出して取り戻すこともできません。

えっ、6年もやっててそんなことある?って思いますよね。あるんです。むしろ「ちょっと慣れてきた」中盤こそ危ない、というのが今振り返っての感想です。
なぜ短期売買は素人がやると負けるのか?
後から冷静に調べたら、そもそも短期売買はプロでも勝率5割程度と言われる世界でした。会社員の片手間でやって勝てるはずがなかったんです。理由は大きく3つあります。
-
心理バイアス(人間の判断のクセ):株価が上がっていると「乗り遅れたくない」と高値で買いたくなり、下がると「これ以上損したくない」と安値で売りたくなる。完全に逆をやってしまう生き物なんです、人間は。
-
手数料・税金で利益が削られる:売買のたびに手数料がかかり、利益が出れば約20%の税金(特定口座の譲渡益課税)が引かれる。短期売買は回数が多い分、コスト負担も雪だるま式です。
-
情報量・スピードで機関投資家に勝てない:プロは秒単位で売買する高速取引のシステムを使っています。スマホでチャートを眺めている素人が同じ土俵で勝負しているつもりになっているだけ、というのが現実です。
ちちまる小話②:カジノで素人が勝てない理由と同じ
カジノでも、ルールを完璧に覚えて確率計算ができる人ですら、長くやれば必ず店側(胴元)に負けるように設計されています。短期売買も似ていて、手数料・税金という「胴元の取り分」が確実に引かれる仕組み。素人がたまに勝つことはあっても、続ければ続けるほど負ける構造になっているんです。
「もう短期売買はしない」と誓った日
10万円目減りした証券口座の画面を見て、しばらく動けませんでした。我が家は妻にお金の話はしていないので、誰にも相談できません。1人で受け止めるしかなかったんです。「これは自分の中で線を引かないとダメだ」と腹をくくった瞬間でした。
その日、僕は投資ノート(普段から取引メモを書いている100均のノート)の表紙に、太いマジックで一言だけ書きました。「短期売買NG」。これ以上シンプルな誓いはありません。
そして残った資金の使い道を決めました。新NISA(年間最大360万円・生涯1,800万円まで非課税の制度)のつみたて投資枠はオルカン(全世界株インデックスファンド)に全振り、成長投資枠もオルカン中心。個別株の短期売買にもう一円も回さない、と決めました。SBI証券の積立設定を見直して、投資判断する余地を自分から奪う仕組みにしたんです。
それでも誓いを破ってしまう人間味
正直に言います。誓いは何度か破りました。株価チャートを見ると、ついつい「今買えばいけるんじゃない?」と手が動いてしまうんです。「これは特例だから」「今回だけ」と自分に言い訳して、何度かポチっとやってしまいました。
ちちまる小話③:ダイエット中のアイス
「明日から本気出す」「今日だけ」って言いながらアイスに手が伸びる、あの感じ。意志の力だけで完璧に律するのは無理だ、というのを株でも痛感しました。たまに勝つあの感じ、アドレナリンのしもべになる感じ。

人間って弱い…でもそれでいいんだと思っています。完璧を目指して全否定するより、被害を最小限に抑える仕組みを作る方が現実的でした。
救いだったのは、メイン資産をインデックスに固定して、個別株売買できる資金を減らしたことで10万円のような大損は二度と起きていないことです。たまに「特例」で個別株を触っても、被害は数千円〜1万円レベルで済んでいます。完全禁止できなくても、メインの仕組みさえ整えていれば資産形成全体への影響は小さい、というのが学びでした。
今は特定口座(NISA枠の外、課税される口座)で高配当株を「娯楽枠」として保有しています。あくまでメインはインデックス、サブとして残してる感じです。JT・KDDI・JPX(日本取引所グループ)・三菱UFJ・JR西日本・JR九州・近鉄。鉄道好きなのが完全にバレるラインナップですが、配当をもらってニヤニヤする楽しみとして残しています。短期売買じゃなく長期保有なので、誓いには反しません。
失敗から学んだ3つの教訓
注目:6年やって辿り着いた、僕なりの「投資との付き合い方」3か条です。インデックス投資を理屈で勧める人はたくさんいますが、僕の場合は10万円という授業料を払って学んだ実感ベースの結論です。
| 教訓 | 具体的にやっていること |
|---|---|
| ① メイン資産は必ずインデックス | 新NISA枠でオルカン(全世界株式)を毎月積立。判断の余地をなくす |
| ② 個別株は娯楽枠として小さく | 高配当株を特定口座でサブ保有。メインはインデックスで、配当でニヤニヤする楽しみとして割り切る |
| ③ 株価チャートを毎日見ない仕組み | 証券アプリの株価通知をOFF。見る回数が減れば売買したい衝動も減る |
特に③は地味ですが効きます。チャートを見ない=判断する機会が減る、ということ。僕の場合、SBI証券アプリの株価通知をOFFにし、ホーム画面からも目立たない場所に移動させました。視界に入らなければ、衝動買い・衝動売りは8割減ります。

意志で頑張るんじゃなく、仕組みで意志を試されないようにする。これが6年で得た一番の知恵かもしれません。
4/22から続けてきたインデックス投資シリーズ、いかがでしたか。理屈の話はもちろん大事ですが、最後に伝えたかったのは「素人が手を出してはいけない領域がある」ということ。インデックスをコツコツ積み立てる地味さは、それだけで立派な戦略です。明日(4/27)は投資の話を一旦離れて、家計に直結するふるさと納税の話に進みます。投資のリターンより確実な節税、という意味では一番コスパのいい家計テクなので、ぜひ続けて読んでみてください。
関連記事
- 前の記事:日経平均・TOPIXとは?S&P500との違いもFP3級パパがわかりやすく解説
- 次の記事:子育て世帯のふるさと納税、何を頼むのが正解?パパの本音ランキング
- インデックスvsアクティブ、結局どっち?投資歴6年パパが本音で比較
まとめ:個別株短期売買は素人がやらない方がいい
この記事の要点
- 投資歴6年でも10万円損したリアルな失敗談
- 「買うと下がる、売ると騰がる」を何度も繰り返した
- インデックス長期投資の方が再現性が高い
- ちちまるは個別株(高配当)は娯楽枠として小さく持つだけに方針転換
- 誓いを破る人間味も含めて、正直に共有
- 新NISA制度:金融庁「NISA特設ウェブサイト」
- 上場株式等の譲渡所得の課税:国税庁タックスアンサー No.1463
- 投資詐欺への注意:金融庁「詐欺的な投資勧誘等にご注意ください」
本記事は2026年4月時点の情報・筆者個人の体験をもとに作成しています。投資判断は自己責任でお願いします。記載の金額・数値は筆者個人の実体験に基づくもので、将来の成果や損失額を保証・予測するものではありません。最新情報は各証券会社・運用会社サイトでご確認ください。