日経平均とTOPIXの違い、ちゃんと説明できる?
📖 もくじ▼

どうも、ちちまるです。ニュースでは毎日「日経平均が〇〇円高」と出てきますよね。「なんとなく聞いてるけど、実は仕組みを知らない…」という方に向けて、株価指数(株式市場全体の動きを数字で表したもの)の基本を整理します。
- 日経平均=「日本を代表する225社の株価平均」/TOPIX=「東証の主要銘柄(約1,700社)の時価総額加重平均」。両方とも日本市場の体温計
- 違いはカバー範囲と計算方法。日経平均=有名225社の株価平均(1株が高い「値がさ株」の影響大)/TOPIX=東証の主要銘柄(約1,700社)の時価総額加重平均(会社の規模が大きいほど影響大)。日々のニュースは日経平均が話題になりやすい
- 投資はS&P500・オルカン(全世界)のほうがリターン・分散度で勝る。日経平均・TOPIX連動投信は「日本市場の動きを知る教材」として活用
一昨日(4/23)のS&P500解説記事では米国の代表的な株価指数を、昨日(4/24)のオルカンvsS&P500では世界株との比較を紹介しました。今回は日本の株価指数、日経平均とTOPIXを解説します。インデックス投資(指数に連動するファンドへの投資)をするなら、どちらに連動するファンドを選ぶかの判断材料にもなります。
日経平均(日経225)って何?
📚 専門用語で迷ったら:マネー用語辞典(投資・投資信託)でまとめて確認できます(投資信託・オルカン・S&P500・信託報酬・複利など)。
日経平均株価(日経225)は、東京証券取引所プライム市場に上場する企業の中から選ばれた225銘柄の株価をもとに算出した指数です(株価が高い銘柄ほど影響が大きい「株価平均型」)。日本経済新聞社が算出しています。
ちちまる小話①:クラスの優等生225人だけ選んで平均点を出す感じ
学校に2,000人生徒がいるとして、その中から「成績優秀・有名な225人だけ」を選んで平均点を出したのが日経平均のイメージです。日本を代表する大企業225社(トヨタ自動車・ソフトバンクグループ・ファーストリテイリング(ユニクロ)など)の毎日の成績発表、とも言えます。
日本を代表する大企業225社の「顔ぶれ」と思えばOKです。ただし日経平均は「値がさ株(株価が高い銘柄)の影響を受けやすい」という特徴があります。ファーストリテイリングのような株価が高い企業1社の動きが、指数全体に大きく影響することがあります。
TOPIXって何が違うの?
TOPIX(東証株価指数)は、東証の主要な銘柄(流通時価総額などの基準で選ばれた約1,700社)を対象にした株価指数です。東京証券取引所が算出しています。
⚠️ TOPIXは市場改革で対象を段階的に絞り込み中です(2025年1月に約2,100→約1,700社へ/2026年10月開始の第2段階で2028年に約1,200社の予定。今後はプライム以外の銘柄も対象に)。最新は 東証(JPX) でご確認を。

日経平均とTOPIXって、どっちが「本当の日本株の実力」を表してるの?
ちちまる小話②:選抜チームの平均点 vs クラス全員の平均点
日経平均が「選ばれた225人の平均点」なら、TOPIXは「東証の主要銘柄(約1,700社)全体の平均点」のイメージです。幅広く対象にするぶん、TOPIXはより日本株市場全体の動きを反映しやすい指数と言われています。
日経平均 vs TOPIXの違いはどこ?
この表で注目すべきポイントは「対象銘柄数の差」と「計算方法の違い」です。
| 日経平均(日経225) | TOPIX | |
|---|---|---|
| 算出機関 | 日本経済新聞社 | 東京証券取引所 |
| 対象銘柄 | 選ばれた225銘柄 | 東証の主要銘柄(約1,700社) |
| 計算方法 | 株価平均型(ダウ式・値がさ株の影響大) | 時価総額加重平均(会社の規模で重み付け) |
| 特徴 | 大型・有名企業に偏りやすい | 市場全体をより広く反映 |
| 知名度 | ◎(ニュースでよく出る) | ○(投資家の間で重要視) |
S&P500と日経平均、長期リターンはなぜ差がつく?

S&P500と日経平均、実際どっちが強いの?やっぱり米国の方がいいの?
ちちまる小話③:米国のトップ選手500人の平均 vs 日本のトップ選手225人の平均
S&P500は「米国市場の上位500社」、日経平均は「日本市場の代表225社」——同じトップ選手を集めた平均でも、過去の成績は大きく違います。
この表で注目すべきポイントは「年平均リターンの差」です。長期積立では、この差が複利(利息が利息を生む効果)によって大きく広がります。
| 指数 | 過去20〜30年の年平均リターン(概算) |
|---|---|
| S&P500(米国) | 約10%(円換算では為替次第) |
| 日経平均(日本) | 約3〜5%(期間によりバラつき大) |
| TOPIX(日本) | 約3〜5%(日経平均とほぼ同じ傾向) |
日本は「失われた30年」と呼ばれる長期停滞期があり、長期リターンでは米国株に大きく劣後している実績があります。ただし、2023〜2024年ごろから日本株が大きく見直され、外国人投資家の資金が流入するなど、変化の兆しも出てきています。
じゃあ日本株インデックスは買わなくていいの?

僕はオルカン(全世界株式インデックスファンド)一本なので、日本株もオルカンの中に約5〜6%含まれています。「日本株だけに集中投資はしない」派ですが、全く持たないわけでもない、という立場ですね。
日本株インデックスの扱いについては、投資家によって意見が分かれます。
- オルカン派:日本株も世界株の一部として保有。追加でわざわざ日本株を買う必要はない
- 日本株追加派:為替リスク(円安・円高で価値が変わるリスク)のない日本株を一部持つことで、リスクを分散
- S&P500+日本株派:米国成長に集中しつつ、日本株で為替リスクをヘッジ(リスクを軽減)
初心者のうちは「オルカン一本」か「S&P500一本」でシンプルに始めるのが、管理しやすくておすすめです。慣れてきたら日本株の組み入れを考えるのも一つの選択肢です。
NISAで買える日本株インデックスファンドはどれ?
💡 NISAって?「収穫物に税金がかからない特別な畑」のような制度で、投資の利益にかかる約20%の税金がまるごと非課税。詳しくは 新NISA超入門ガイド で図解しています。
この表で注目すべきポイントは「信託報酬(毎年かかる管理手数料)の安さ」です。長期投資では、この手数料の差が10年・20年で大きく積み上がります。
| ファンド名 | 連動指数 | 信託報酬(毎年かかる管理手数料) |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | 日経225 | 0.143%以内 |
| eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | TOPIX | 0.143%以内 |
| ニッセイ日経平均インデックスファンド | 日経225 | 0.143%以内 |
よくある質問FAQ
Q1. 日経平均が上がると自分のNISAも増える?
日経平均連動のインデックスファンドを持っている場合は、ある程度連動して増えます。ただし、オルカンやS&P500を保有している場合は米国市場の動きの方が影響が大きいです。日経平均が上がっていても自分のポートフォリオ(保有資産の全体像)が上がっていないのはそのためです。
Q2. 日経平均が高い今は買い時じゃない?
「高い・安い」の判断は難しいですが、長期積立(ドルコスト平均法(毎月一定額を積み立てて平均取得単価を下げる手法))なら「今が高い」タイミングを気にしすぎる必要はありません。毎月一定額を積み立て続けることで、高い時・安い時を平均化できます。
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まとめ:日経平均とTOPIX、両方の特徴を押さえれば日本市場が見える
📝 この記事の要点
- 日経平均=代表225社の平均、ニュースで馴染み深い
- TOPIX=東証の主要銘柄(約1,700社)の時価総額加重平均
- 日経は値嵩株の影響大、TOPIXは市場全体の動きを反映
- 日本株インデックスを買うならどちらに連動するか確認
- ちちまる家はオルカン中心なので日本株は組み込み済み
- 自分の保有がオルカン/S&P500かを確認(日本株は数%含まれます)
- 日経平均とTOPIXの今日の値を証券アプリで見比べる(指数に親しむ)
- 日本株を足したい人だけ「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」を検討(無理に買わなくてOK)
- 日経平均株価:日本経済新聞社「日経平均プロフィル」
- TOPIX(東証株価指数):日本取引所グループ「TOPIX」
- 新NISA制度:金融庁「NISA特設ウェブサイト」
本記事は2026年4月時点の情報をもとに作成しています。投資判断は自己責任でお願いします。記載の数値は過去実績・概算であり、将来の成果を保証するものではありません。最新情報は各証券会社・運用会社サイトでご確認ください。