個別株は5%まで|インデックス併用の鉄則【やさしく深掘りマネー塾#7-2】
📅 この記事は 2026年6月時点の情報をもとにしています(最終更新日に連動)
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どうも、ちちまるです。マネー塾Phase 7-2は「個別株 vs インデックス、併用するならどう?」。先に白状すると、僕は個別株の短期売買で10万円溶かした過去があります。その失敗から行き着いた答えが「コア・サテライト」。今日は"溶かさない併用ルール"を本音で解説します。
- 勝負しないのが結論。土台(コア)はインデックス、個別株は少額の"娯楽枠"(サテライト)に限定する
- 配分の鉄則は「コア95%以上・個別株は資産の5%以下」。外しても家計が傾かない金額にとどめる
- 載せる前に「損切り・利確・総額上限」の3つを買う前に決める。決めずに買うと10万円コースになる
結論:インデックスで土台を固め、個別株は"当たれば嬉しい・外しても痛くない"5%以下の遊び枠に。これが溶かさない併用法。
「インデックス一本だと物足りない」「応援したい会社の株を買ってみたい」——その気持ち自体は否定しません。問題は金額と入り方です。土台を崩さずに個別株を"少しだけ"楽しむ、コア・サテライト戦略の具体的なルールを整理します。
- なぜ「個別株 vs インデックス」は"どちらか"で考えると損するのか
- コア・サテライト戦略|個別株はインデックスの何割まで?
- 個別株を載せる前に決める3つのルール(損切り・利確・総額上限)
- NISA成長投資枠と特定口座、個別株はどっちで持つ?
- 子育て世代が"娯楽枠でも教育費を崩さない"ための線引き
なぜ「個別株 vs インデックス」で迷うのか
結論から言うと、「個別株か、インデックスか」と二択で考えるのが、そもそも間違いです。正解は「インデックスを土台にして、個別株は少しだけ載せる」という併用。両者は競争相手ではなく、役割が違います。
| インデックス | 個別株 | |
|---|---|---|
| 中身 | 何百〜何千社にまとめて分散 | 1社に集中 |
| 値動き | 市場平均なみ(ゆるやか) | 会社しだいで激しい |
| 最悪のケース | 市場全体が下がる(ゼロにはなりにくい) | 倒産・上場廃止で価値ゼロも |
| 向く役割 | 老後・教育費の土台(コア) | 少額で楽しむ娯楽枠(サテライト) |
僕自身、投資を始めて数年たった頃に「インデックスは退屈」と感じ、値動きの大きい個別株を短期で売買して10万円を溶かしました(その失敗談は個別株の短期売買で10万円溶かした話に詳しく書いています)。そこで学んだのは、「個別株は悪ではない。悪いのは"金額"と"入り方"」ということです。
💡 プチまとめ:個別株とインデックスは二択ではなく役割分担。土台はインデックス、個別株は少額の遊び枠が基本形。
コア・サテライト:個別株はインデックスの何割まで?
併用の世界的な定番が「コア・サテライト戦略」です。資産の大部分を安定したコア(インデックス)で固め、ごく一部だけサテライト(攻めの枠)に回す考え方。一般にサテライトは資産の1〜3割とされますが、本記事では値動きの激しい「個別株」に限って、子育て世代向けに保守的な「コア95%以上・個別株は資産の5%以下」を目安にします。
📊 図の読み方:たとえば投資資産が総額500万円なら、個別株に回すのは最大25万円まで。残り475万円以上はオルカンなどのインデックスで土台を固めます。「5%以下」にする理由は明確で、もし個別株が半分になっても資産全体への打撃は2.5%以下。土台が無事なら、人生設計は揺らぎません。
- コア(土台・95%以上):オルカンやS&P500などのインデックス。老後・教育費という"絶対に守るお金"を、長期でコツコツ育てる本命
- サテライト(娯楽枠・5%以下):応援したい会社の株、高配当株、テーマ株など。当たれば嬉しい、外しても痛くない金額に絞る遊び枠
成長投資枠を使って個別株を買うなら、まずはコア(インデックス積立)が動いている口座で、サテライト用の少額を別管理にしておくと崩れません。ネット証券なら同じ口座内でインデックス積立と個別株の両方が完結します。
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💡 プチまとめ:配分は「コア95%以上・個別株5%以下」。半分になっても全体の打撃が2.5%以下なら、土台=人生設計は揺るがない。
個別株を載せる前の3つのルール
5%以下に抑えても、無計画に買うと結局は溶かします(経験者は語る)。サテライトに個別株を載せる前に、必ず"買う前に"次の3つを決めてください。買ってから決めると、感情が判断を狂わせます。
📋 個別株を買う前に決める3つのルール
- ①損切りライン:「○%下がったら機械的に売る」を事前に決める(例:−20%で撤退)。"いつか戻る"と握り続けるのが最大の失敗
- ②利確ライン:「○%上がったら一部売る」も決める(例:+30%で半分利確)。欲を出して全戻しを食らわないため
- ③総額上限:サテライト全体で資産の5%まで。1銘柄に集中させず、上限を超えたら買い増さない
このルールを紙やスマホのメモに書いてから買うのがコツ。僕が10万円溶かしたときは、損切りラインを決めずに「もう少し待てば戻る」を繰り返したのが敗因でした。ルールは"未来の自分を、感情から守る仕組み"です。行動経済学の視点は行動経済学7つの罠でも掘り下げています。
💡 プチまとめ:損切り・利確・総額上限を"買う前"に決めて書き出す。決めずに買うと、感情に負けて溶かす。
NISA成長投資枠 vs 特定口座:個別株はどっちで持つ?
個別株を「どの口座で買うか」も大事な判断です。結論は「長期保有の本命なら成長投資枠(NISAの中で個別株や投信も買える枠。年240万円・生涯1,200万円まで)、値動きで売買する遊びなら特定口座が無難」。理由は"損したときの扱い"が真逆だからです。
| NISA成長投資枠 | 特定口座 | |
|---|---|---|
| 利益への税金 | 非課税(0円) | 約20.315%かかる |
| 損したとき | 損益通算・繰越控除できない | 他の利益と相殺+3年繰越できる |
| 向く使い方 | 長く持つ本命(高配当株の長期保有など) | 当たり外れのある"遊び"の個別株 |
ポイントは、NISAは利益が非課税で魅力的な一方、損が出ても税務上"なかったこと"になる点。値下がりしやすい個別株でNISA枠を使って損すると、非課税メリットを活かせないまま貴重な枠を消費してしまいます。逆に特定口座は課税されますが、損したら他の利益と相殺できる安全網(確定申告をすれば、他の利益と通算でき、引ききれない損は翌年以降3年繰り越せる)があります。
我が家は、長期保有前提の高配当株7銘柄を特定口座で持っています(配当は年約7万円・税引前)。なぜNISAでなく特定口座なのかは高配当株ポートフォリオの実例、高配当株とインデックスの組み合わせ方はインデックス一本派だった僕が高配当株も持つ理由で具体的に書いています。
💡 プチまとめ:長期の本命は成長投資枠(非課税)、値動きで売買する遊びは損益通算できる特定口座。損したときの扱いで選ぶ。
子育て世代の現実解:娯楽枠でも「教育費は崩さない」
子育て世代にとって最優先は「教育費・生活費という"絶対に必要なお金"を守ること」。だからこそ、個別株は"なくなっても生活が変わらない範囲"でしか持ちません。
🚫 子育て世代がやってはいけない個別株の入り方
- 教育費の貯蓄を個別株に回す:必要な時期に暴落していたら、子の進学を諦めることになりかねない
- 生活防衛資金を取り崩して買う:失業・病気のときの命綱を投機に使うのは本末転倒
- 5%を超えて"のめり込む":当たった成功体験が、次の大きな失敗を呼ぶ(行動経済学の典型)
順番は①生活防衛資金(生活費6ヶ月分)→②コア(インデックスで老後・教育費)→③余ったお金の5%以内でサテライト。この順番さえ守れば、個別株で多少失敗しても家計はびくともしません。生活防衛資金の考え方は生活防衛資金の記事を参照してください。
💡 プチまとめ:守る順番は「防衛資金→コア→余りの5%で個別株」。教育費・生活費には絶対に手をつけない。
まとめ:土台はインデックス、個別株は5%の遊び枠
📝 この記事の要点
- 個別株とインデックスは二択ではなく役割分担。土台はインデックス、個別株は娯楽枠
- 配分の鉄則は「コア95%以上・個別株は資産の5%以下」(500万円なら個別株は25万円まで)
- 買う前に損切り・利確・総額上限の3つを決めて書き出す
- 口座は「長期の本命=成長投資枠(非課税)/遊び=損益通算できる特定口座」で選ぶ
- 守る順番は防衛資金→コア→余りの5%で個別株。教育費には手をつけない
結論:インデックスで土台を固め、個別株は"外しても痛くない"5%以下の遊び枠に。これが溶かさない併用ルール。

マネー塾Phase 7-2でした。10万円溶かした僕が言うので間違いありません——個別株は"少額の遊び"と割り切るのが一番楽しめます。次回(#7-3)は「FIRE×子育て世代|小さな労働で暮らすプラン」。現実的なサイドFIREの道筋を解説します。
- NISA制度の概要:金融庁「NISA特設ウェブサイト」
- 譲渡益・配当の課税:国税庁「株式等を譲渡したときの課税」
- 損益通算・繰越控除:国税庁「株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除」
- 分散投資の考え方:GPIF「基本ポートフォリオの考え方」