オルカンを2年運用したリアルな結果|全世界株は地味だけど強い【体験談】
📅 この記事は 2026年6月時点の情報をもとにしています(最終更新日に連動)
📖 もくじ▼
オルカンを2年運用してみた結果|全世界株のリアルな実績と感想
- オルカン約2年運用結果:概ねプラス推移(米国比率約63%のため値動きはS&P500と連動傾向・過去パフォーマンスは将来を保証しません)
- S&P500との違いは「米国以外の約40%にも分散」できる安心感。信託報酬はオルカン0.05775%/S&P500 0.0814%(2026年6月時点)
- 我が家の現時点の判断:「迷ったらオルカン1本」+成長投資枠で趣味の高配当株(JT等)併用。米国一極集中リスクを避けたいパパに向く
どうも、ちちまるです。
2024年1月の新NISA開始時、新NISA(国が用意した非課税で投資できる制度)でオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式の愛称)を選びました。「オルカンとS&P500どっち?」問題、当時さんざん悩みましたが、結論オルカンに決定。
⚠️ 投資にあたっての重要事項(冒頭)
- 本記事は筆者の個人的な運用体験・判断の共有であり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません
- 過去の運用実績は将来の成果を保証するものではありません
- 投資には元本割れリスクが伴います。投資判断はご自身の責任でお願いします
💡 NISAって?「収穫物に税金がかからない特別な畑」のような制度で、投資の利益にかかる約20%の税金がまるごと非課税。詳しくは 新NISA超入門ガイド で図解しています。
📘 「オルカンとS&P500、結局どっち?」の比較・選び方を最初から知りたい方は、本家の オルカンvsS&P500どっち?FP3級相当パパの結論 をどうぞ。この記事はそれを2年運用した"その後"の実体験編です。
全世界株のインデックス自体は2021年のつみたてNISA時代から持っていますが、新NISAで本格的にオルカンへ寄せたのが2024年1月。今回は、その新NISAのオルカンを約2年運用したリアルな実体験をまとめます。
この記事でわかること:
- 2年前にオルカンを選んだ理由
- 約2年間の運用体感(年率は時期により大きく変動するため幅で示します)
- 月3万円積立18年シミュレーション(年5%想定)
- 信託報酬約0.024%差の18年累計コスト
- これから始める家庭への結論

投資歴6年でも、結局2年運用してみないと実感ベースの結論は出せませんでした(2024年1月開始)。
約2年運用してみて分かった「地味だけど強い」全世界の力
約2年運用してみての率直な感想は、「オルカンは地味だけど強い」。S&P500ほどスピード感はありませんが、米国に偏らない安心感が想像以上に効いていました。
2年前の選択:なぜオルカンを選んだか
当時(2024年1月)、僕がオルカンを選んだ理由はこの3つ。
- 米国一極集中のリスクが怖かった
- 子ども2人の教育費としても運用するため、振れ幅は小さめがいい
- 「迷ったら全世界」という王道感
詳細は4/24のオルカンvsS&P500記事で書きました。
2年運用してS&P500との差をどう感じたか
具体的な数値は時期により大きく変動しますが、過去の長期データではS&P500の方がリターンが高い局面が多い傾向があります(出典:三菱UFJアセットマネジメント月次レポート・過去実績で将来保証なし)。
| 項目 | オルカン(eMAXIS Slim全世界株式) | S&P500(eMAXIS Slim米国株式) |
|---|---|---|
| 構成 | 約47カ国・約2,500銘柄 | 米国大型500銘柄 |
| 米国比率 | 約63%(残り約37%が日本・欧州・新興国等) | 100% |
| 信託報酬(2026/6時点) | 0.05775%(税込・年率) | 0.0814%(税込・年率) |
| 過去リターン傾向 | 中程度・分散効いて変動マイルド | 高め・米国不調時の変動大 |
| 下落耐性 | 比較的マイルド | 米国不調時は急落 |
※信託報酬は年率・税込、米国比率は時価変動する概算値(いずれも2026年6月時点)。各社公式・月次レポートで最新をご確認ください。
月3万円積立 18年シミュレーション(年5%想定)
「うちの月3万円の積立だと、結局いくら?」を金融庁が公開する計算方法で試算しました。下の3つは「同じ年5%で増えたら」の比較なので評価額は同じになります。違いが出るのは右端のコスト(信託報酬)です。
| 商品 | 元本 | 18年後評価額(年5%想定) | 利益 | 18年累計信託報酬(概算) |
|---|---|---|---|---|
| オルカン100% | 648万円 | 約1,048万円 | 約400万円 | 約6.7万円 |
| S&P500 100% | 648万円 | 約1,048万円(年5%同想定) | 約400万円 | 約9.4万円 |
| オルカン70%+S&P500 30% | 648万円 | 約1,048万円 | 約400万円 | 約7.5万円 |
※年5%想定の同条件比較。実際は商品ごとのリターン差(過去傾向ではS&P500が+1-2%/年高い時期あり)で評価額が変動。信託報酬は元本×料率×年数の単純計算で実際は資産残高ベースで変動。
🧮 自分の金額で試算したい人へ:積立額・年数・想定利回りを変えて試せる NISAつみたてシミュレーターを用意しています(登録不要・無料)。
💡 信託報酬約0.024%差は気にすべき?:18年累計で差は約2.7万円(投資元本648万円から見たら0.4%程度)。金額的にはほぼ無視できるレベル。商品選びでは信託報酬より「構成」と「自分のリスク許容度」を重視するのが正解。
💡 「半々/70:30どっちがいい?」への回答:長期20-30年で見ればオルカン100%とS&P500 100%の差は限定的(米国比率約63%のオルカンは結局S&P500と6割強連動)。「半々」「70:30」も合理的だが管理コストが少し増える。シンプル派=オルカン1本/米国信奉派=S&P500 1本/中間派=70:30が現実的選択。
「リターンを最大化したい人(過去傾向としては)はS&P500、安心感を優先する人はオルカン」—これが現時点の僕の整理です(過去傾向であり将来は不明)。
感じたメリット・デメリット
オルカンのメリット
- 米国不調のニュースでも「他の国でカバー」と心が安定
- 新興国の成長も自動的に取り込める
- 「迷い」が減って継続しやすい
- 子どもの教育費としても安心感がある
オルカンのデメリット
- 米国絶好調の時にS&P500の方が伸びていて少し悔しい
- 「全世界」と言いつつ実質米国比率6割強(約63%)という事実
- 地味すぎて投資を始めた実感が薄い

「実質米国6割じゃん」と気づいた時はちょっと笑いました。でも、その6割が変動するのが大事なんですよね。
2年運用して乗り換えを考えたか—僕の答え
約2年運用しての結論:オルカン継続です。理由は3つ。
- 長期20〜30年運用ではリターン差が縮小する分析が複数(出典:三井住友DSアセットマネジメント等のリサーチレポート等。ただし将来保証なし)
- 子ども2人の教育資金にも使う前提なので、振れ幅は小さい方がいい
- 「今後も米国が世界一」とは限らない(内閣府「世界経済の潮流」)。中国・インド等の新興国のGDP成長率は米国より高い(IMF予測等)
ただし、若くて長期運用できる方や、リターン最大化を狙いたい方はS&P500も合理的な選択肢だと思います。
アメリカ衰退リスクへの考察
💡 「アメリカ衰退したら?」への根拠ある回答
- IMF予測(2025年):中国GDP成長4%・インド7%・米国2%程度。新興国の成長率が米国を上回る
- 株式リターン:GDP成長と株価は完全連動しないが、長期では新興国・欧州の比重UPの可能性
- 過去事例:1989年は日本がNo.1だったが30年で大きく地位変動。「永遠の覇権」は歴史的に存在しない
「米国は永遠に世界一」と確信できないなら、オルカンで分散しておく価値がある(私の判断軸)。
暴落時のメンタル支え3つ
2024年8月の暴落・将来必ず来る次の暴落…続けるためのメンタル支え:
- 「下がった時こそ多く買える」:同じ月3万円で安い口数を多く拾える=積立投資の真価
- 20年スパンの過去データ:オルカン・S&P500とも20年継続でマイナス終了したことが過去ほぼなし(将来保証なし)
- 使う時期から逆算:子の大学入学(15-16歳ごろ)から段階的に現金化すれば暴落直撃リスク低減
初心者がやってはいけない3つの選択
⚠️ NG行動3つ
- 調子悪い時に売却:「下がってる時に売る」は損失確定。長期積立は続けるのが正解
- 毎月商品を変える:「先月オルカン・今月S&P500」と迷ってると複利効果削減
- レバナス等の高リスク商品に手を出す:インデックス1本に比べてリスク数倍。子育て教育資金には不向き
これから始める家庭への結論
- 迷ったらオルカン—失敗しにくい王道
- S&P500はリターン重視・米国信奉派向け
- 続けることが最優先—途中売却が一番もったいない
- 商品選びより「毎月積立」を継続することが100倍大事
まとめ—オルカン2年、現時点では納得の選択
📝 この記事の要点
約2年運用してみて、オルカンは地味だけど確かに強いと実感しました(過去2年の運用体感であり将来保証ではありません)。
- オルカンは米国偏らず安心感がある(米国比率約63%・残り約37%は欧州/日本/新興国)
- S&P500は高リターン狙い向け(過去傾向・将来不明)
- 信託報酬差約0.024%(18年累計2.7万円)は気にしすぎなくてOK
- 我が家はオルカン本丸+趣味で個別株(JT等)の二刀流で継続
- ハイブリッド派は70:30も合理的(管理コスト若干増)
新NISA、迷っているならまずオルカンで始めて、運用しながら学ぶのが現時点の僕の推奨です(投資判断はご自身で)。
- 新NISA制度:金融庁「NISA特設ウェブサイト」
- eMAXIS Slim 全世界株式:三菱UFJアセットマネジメント公式
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):三菱UFJアセットマネジメント公式
- 投資信託の選び方:一般社団法人投資信託協会
- 長期・積立・分散投資の効果:金融庁「資産形成の基本」
※過去の運用実績は将来の成果を保証するものではありません。
では、ちちまるでした。
よくある質問(FAQ)
Q. 2年運用して、結局オルカンで良かった?
A. 長期20-30年運用ならどちらでもOK(過去傾向ではS&P500がやや高リターンだが将来不明)。シンプル派=オルカン/米国信奉派=S&P500/中間派=70:30が現実的選択。「迷ったらオルカン」が最も挫折しにくい王道。
Q. 両方半々で買うのはアリ?
A. アリ。半々(50:50)で持つと実質の米国比率は約80%(オルカンの米国約63%×0.5+S&P500の100%×0.5)になる点だけ理解しておく。管理コスト(リバランス手間)若干増だがメンタル安定効果あり。
Q. 信託報酬約0.024%差を気にすべき?
A. 18年累計で約2.7万円差(投資元本648万の0.4%)。気にしすぎる必要なし。商品の「構成」と「自分のリスク許容度」で選ぶのが正解。
Q. 月3万円積立で18年後いくら?
A. 年5%想定で約1,048万円(元本648万円・利益400万円)。年7%なら約1,300万円・年3%なら約760万円。「年率は時期で変動する」前提で幅で考えるのが現実的。
Q. アメリカ衰退したらオルカンが安全?
A. YES。米国比率約63%だが残り約37%(欧州・日本・新興国)で補える。IMF予測でも中国・インド成長率が米国を上回る。「米国永遠説」を信じ切れない人にはオルカンの分散効果が安心材料。
Q. つみたては現金とクレカ積立、どっちがおトク?
A. SBI証券などはクレカ積立でポイントが上乗せされます(年間利用額などの条件あり)。我が家はつみたてを三井住友カード(NL)のクレカ積立にして、投資の”ついで”にVポイントを貯めています。詳しくは 三井住友カード(NL)でVポイントが貯まる|SBI積立と年10万の壁 で解説しています。