住宅ローンは変動・固定どっち?選び方と金利上昇
📅 この記事は 2026年7月時点の情報をもとにしています(最終更新日に連動)
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マイホームの一番大きな分かれ道が「変動か固定か」。金利の数字だけで決めると、あとで苦しくなることも。
住宅ローン選びで誰もが迷うのが、変動金利と固定金利のどちらにするかです。
金利の低さだけでなく「将来の上昇に耐えられるか」まで含めて考えるのがコツ。判断の軸を整理します。
- 変動は金利が低いが将来上昇のリスクがある。半年ごとに金利が見直され、世の中の金利が上がれば返済負担も増える
- 固定は金利が高めでも返済額が最後まで確定。教育費がかさむ時期と重なる家庭は、家計が読める安心感が大きい
- 選び方の軸は『金利上昇に耐えられる家計余力があるか』。余力があれば変動、確実性を取るなら固定が基本
## 変動金利と固定金利の違い
まず2つの基本的な違いを整理します。
| 項目 | 変動金利 | 固定金利 |
|---|---|---|
| 金利の水準 | 低め(約1%) | 高め(約3%台) |
| 返済額 | 見直しで変わる | 最後まで一定 |
| 上昇リスク | あり | なし |
| 向く人 | 家計に余力がある | 確実性を重視 |
変動金利:低いが上昇に注意
変動金利は、その時々の金利が低いのが魅力。ただし半年ごとに金利が見直され、世の中の金利が上がると返済負担が増えます。
2026年7月時点の目安は、変動が年1%前後(ネット銀行の最優遇は0.8〜1%台、大手行は最優遇平均でも約1.05%=「1%超え」時代に)、固定(フラット35等)は年3%台(2026年7月のフラット35は約3.1%、大手の10年固定も3.2〜3.5%台)。変動と固定の差は約2%に広がっており、固定を選ぶと最初から月々の負担が大きく増えます。たとえば3,000万円・35年返済だと、金利が1%上がると毎月の返済はおよそ1.4〜1.5万円増える計算です(概算・最新は各金融機関で要確認)。
急増を抑える『125%ルール』とは
多くの変動金利型には、返済額の急増を抑える仕組みがあります。金利が上がっても5年間は返済額を据え置き、見直し後も前回の1.25倍までに抑える、というもの(いわゆる5年ルール・125%ルール)。
ただしこれは「返済額を抑える」だけで、利息そのものが消えるわけではありません。抑えた分は後ろ倒しになり、返済額より利息が大きくなると不足分が「未払利息」としてローン残高に乗ることもあります。さらに一部のネット銀行(ソニー銀行・SBI新生銀行など)はこの5年・125%ルールがなく、上がった分がすぐ返済額に反映されるので、契約前に自分のローンの規定を確認しましょう。
固定金利:返済額が読める安心
固定金利は金利が高めでも、返済額が最後まで変わりません。とくに教育費が重くなる時期と返済が重なる子育て世帯にとって、「毎月の支払いが読める」のは大きな安心です。
住宅ローン控除の使い方は住宅ローン控除の申請もあわせてどうぞ。
選び方の判断軸
判断の軸はシンプルです。
- 金利が上がっても返せる余力がある → 変動
- 返済額を確定させたい・家計を読みたい → 固定
- 迷う・教育費期と重なる → 固定寄りで安心を買う
変動を選べる=家計に余力がある家庭は、その余力を 繰上返済と投資、どっちに回すべきか でも迷いがち。判断軸を別記事で解説しています。
まとめ
変動と固定は「どちらが得か」だけでなく「上昇に耐えられるか」で選ぶのがコツ。家計に余力があるなら変動、確実性を重視するなら固定が基本です。最新金利は必ず各金融機関で確認しましょう。
- 住宅ローンの基礎:全国銀行協会
- くらしとお金の知恵:金融経済教育推進機構(J-FLEC)
- 住宅政策・住宅ローン:国土交通省