保険見直し詳細ロードマップ|年代別必要保障額と削るべき保険7選

✏️ 更新: 2026.06.15

📅 この記事は 2026年6月時点の情報をもとにしています(最終更新日に連動)

保険見直し詳細ロードマップ|年代別必要保障額と削るべき保険7選
📖 もくじ

保険見直し詳細ロードマップ|年代別必要保障額と削るべき保険7選

📌 ざっくり要約
  1. 保険は年代別×ライフイベント別で必要保障が変わる。20代=最小限/30代=死亡保障2,000〜3,000万/40代=住宅ローン団信で代替/50代=見直し縮小/60代以降=医療特化
  2. 削るべき保険7選:①貯蓄型生命保険/②学資保険/③医療保険の入院日額1万円超特約/④がん保険の重複契約/⑤子供の医療保険/⑥終身がん保険/⑦個人年金保険(NISA代替可)
  3. 子育て世帯の正解は「収入保障保険(保険料は月3,000円台)+NISAで貯蓄」。保障と貯蓄を分けることで保険料月-1万円・年-12万円の家計改善も視野
ちちまる
ちちまる

どうも、ちちまるです。投資6年・FP3級レベル・36歳の2児パパ。我が家は収入保障保険月3,640円+医療保険ナシのシンプル構成です。今回は「保険見直し詳細ロードマップ」を年代別×7選の視点で整理します。「保険入りすぎ?」「何を削ればいい?」を解決します。

💡 用語ミニ解説:「収入保障保険」=亡くなった月から毎月給料のように保険金が出るタイプ/「団信」=住宅ローン契約者死亡で残債完済される団体信用生命保険/「必要保障額」=家族の生活を維持するために必要な保障金額(家族手取り×残り養育年数−遺族年金−資産)/「遺族年金」=公的年金加入者が亡くなった場合に遺族に支給される年金/「高額療養費制度」=1か月の医療費の自己負担が一定額を超えると超えた分が戻る公的制度(認定証やマイナ保険証を使えば、窓口の支払いを最初から上限額までにできる)/「返戻率」=払った保険料に対して戻ってくる割合(100%超なら払った額より多く戻る)。

保険を見直して我が家に合う道を選ぶイメージ|ちちまるが分かれ道の前で、手厚い保険とシンプルな保険+貯蓄のどちらにするか考えるイラスト

1. 保険見直し詳細ロードマップ全体像(年代別5段階)

保険見直し5段階ロードマップ(年代別の月額保険料)月額保険料は30代がピークの月3000円、以降は逓減する。20代1000円・40代2000円・50代1500円・60代以降2000円。保険見直し5段階ロードマップ|年代別の月額保険料棒の長さ=毎月の保険料。30代がピークで、あとは下がっていくのが本来の姿。① 20代独身最小限月1,000円② 30代 結婚・出産保障2-3千万・ピーク月3,000円③ 40代 住宅ローン団信で代替月2,000円④ 50代 子独立縮小月1,500円⑤ 60代以降医療特化月2,000円持ち帰り:保障と貯蓄は分ける(保障=掛捨て/貯蓄=NISA)。月1万円超は見直しを。

📊 図の読み方:保険料は子育て期(30代)がピーク・以降は逓減するのが本来の姿。年齢が上がっても月1万円以上払い続けているなら、見直し余地が大きい可能性。

2. 必要保障額の計算式

📋 必要保障額の計算

必要保障額=家族手取り×残り養育年数 − 遺族年金 − 配偶者の収入見込み − 既存資産

例:夫婦(夫35歳)+子2人(4歳・2歳)の場合

  • 家族手取り月21万×12ヶ月×20年(末子2歳→22歳=20年)=5,040万円
  • 遺族基礎年金(2026年度):子2人時の14年間=年約133万×14年=約1,862万+子1人時の2年間=年約109万×2年=約218万=合計約2,080万円(※遺族基礎年金は末子18歳の年度末まで=この例では16年で打切り
  • 配偶者パート収入見込:月8万×15年=1,440万円
  • 既存資産(NISA等):300万円
  • 必要保障額=5,040 − 2,080 − 1,440 − 300=約1,220万円(遺族基礎年金は末子18歳で打切り=残り約4年分は自助のため、その分が上乗せされる)
  • 💡 会社員ならさらに小さく:上の例は遺族基礎年金だけの計算です。会社員(厚生年金加入)は遺族厚生年金(年収430万で概算 年約43万円・妻に終身)も加わるため、実際の必要保障額はもう一段小さくなります。公的保障が手厚いぶん、保険は「足りない分だけ」でOK
  • 💡 ざっくり言うと:「遺された家族に必要なお金(約5,000万)」から「公的にもらえる遺族年金(約2,080万)」と「妻の収入見込み・貯蓄(約1,740万)」を引いた残り約1,200万円を、生命保険で備えるイメージです(細かい数字より、この引き算の形を押さえればOK)

「子1人につき2,000〜3,000万円」は、団信・配偶者の収入・遺族厚生年金を引く前のざっくり目安。上の例のように個別計算すると、公的保障を差し引いた実際の必要額は目安より小さくなることが多い(だから計算式での確認が大切)。

3. ①20代独身:最小限(月1,000円程度)

📌 20代の保険戦略
  1. 死亡保障は不要:扶養家族なし=保障対象なし。葬儀費用200万円は親が負担可能
  2. 医療保険も基本不要:高額療養費制度(年収約370〜770万円なら月8.7万円が上限・2026年8月から約9.3万円)+健康保険3割負担で十分
  3. 必要なら「就業不能保険」のみ:怪我・病気で働けなくなるリスクヘッジ(月1,000〜2,000円)

4. ②30代結婚・出産:死亡保障2,000〜3,000万円(月3,000円)

📌 30代の保険戦略
  1. 収入保障保険を主軸:月数千円で2,000〜3,000万円の保障。終身保険より圧倒的に割安
  2. 医療保険は必要最小限:高額療養費制度で十分なケース多い・入院日額5,000円程度に抑える
  3. がん保険は遺伝歴があれば検討:50万一時金型・月1,000〜2,000円程度

我が家の実例(夫婦35歳・子2人)

  • 収入保障保険:月3,640円・保障2,500万円(55歳まで)
  • 医療保険:未加入(高額療養費+NISAで対応)
  • がん保険:未加入
  • 合計:月3,640円・年4.4万円

保険料合計を年5万円以下に抑え、浮いた分はNISAへ。詳しくは 生命保険、入りすぎてない?子育て世帯のコスパ最適解 へ。

5. ③40代住宅ローン:団信で代替(月2,000円)

📌 40代の保険戦略
  1. 住宅ローン契約時の団信が生命保険代替:契約者死亡で残債完済=家族の住居費が消える
  2. その分、生命保険を減額:必要保障額が2,000万円→1,000万円程度に
  3. 医療保険は40代でも最小限:高額療養費制度+資産(NISA)で十分

団信のオプション活用

  • がん団信:がん診断で残債50%or100%免除(月+0.1〜0.3%金利上乗せ)
  • 3大疾病団信:がん・脳卒中・心筋梗塞で残債免除
  • 8大疾病団信:上記+5疾病(要介護等)

団信のオプションは月数千円相当の生命保険・医療保険代替になる。

6. ④50代子独立:見直し縮小(月1,500円)

📌 50代の保険戦略
  1. 子の独立で必要保障額大幅減:5,000万→500〜1,000万円程度に
  2. 収入保障保険を解約 or 減額:月3,000円→月1,500円程度に
  3. 夫婦の老後医療への備え検討:終身医療保険は60代以降の保険料急増を避けるため検討

7. ⑤60代以降:医療特化(月2,000円)

📌 60代以降の保険戦略
  1. 死亡保障はほぼ不要:子は独立・配偶者の生活費は年金+取り崩しで対応
  2. 医療保険を再検討:60代以降は入院・手術リスク増。終身医療月2,000円程度が目安
  3. 介護保険は公的介護保険で原則対応:民間の介護保険は本当に必要な人だけ

8. 削るべき保険7選

📋 解約検討すべき保険7選
  • ①貯蓄型生命保険:低利率時代では返戻率(払った保険料に対して戻ってくる割合)105〜110%程度。NISAで年率5%期待値が圧勝
  • ②学資保険:返戻率105%程度。NISA運用の方が15年後に約2倍の差
  • ③医療保険の入院日額1万円超特約:高額療養費制度で月の自己負担は約8.7万円が上限(年収約370〜770万円の場合、2026年8月から約9.3万円)。入院日額1万円超の特約は過剰
  • ④がん保険の重複契約:複数のがん保険に入っている場合、1つに絞る
  • ⑤子供の医療保険:子供医療費助成(自治体)で多くの治療費が無料
  • ⑥終身がん保険:60代以降の保険料負担大・現役世代は定期がん保険で十分
  • ⑦個人年金保険:返戻率低・iDeCo・NISAで代替可能

7選を削ったときの家計改善目安

  • 削る前:月平均15,000〜25,000円の保険料
  • 削った後:月3,000〜5,000円
  • 家計改善:月-12,000〜20,000円・年-14〜24万円

浮いたお金をNISAへ→18年で約400〜800万円に育つ計算(年率5%想定)。

9. 保険見直しの5大失敗パターン

⚠️ 5大失敗パターン

  • 「親に勧められたから」で続ける:親世代の保険常識(貯蓄型重視)は現代では非合理
  • 保険ショップで「無料相談」:販売手数料の高い保険を勧められるリスク。中立FPに相談を
  • 団信を考慮せず生命保険を維持:住宅ローン契約後は生命保険を減額検討
  • 解約返戻金を諦めて貯蓄型継続:早期解約で損失出ても、長期的にNISA運用の方が回収可能
  • 子育て期に医療保険過剰:高額療養費+資産で対応可能・生命保険を優先

🤝 このブログの方針:保険の広告は載せません
保険の「無料相談」や「見直しサービス」には紹介報酬(アフィリエイト広告)が発生するものが多く、“中立”をうたっていても、手数料の高い商品にやんわり誘導されるリスクがゼロとは言い切れません。だから子育て×マネー情報室では、保険相談・保険見直しサービスの広告は一切載せていません。このロードマップは「保険を売るため」ではなく、「あなたのムダな保険料を減らすため」だけに書いています。相談するなら、特定の保険会社とつながりのない独立系(中立)のFPへ。

まとめ:年代別×ライフイベントで保険を最適化

保険見直しは「年代別×ライフイベント別」で必要保障が変わります。20代=最小限/30代=死亡保障2,000〜3,000万/40代=団信代替/50代=縮小/60代=医療特化、と段階的に最適化。

このロードマップを「自分の年代の地図」として、まず今やるべき1ステップを決めてください。20代なら「収入保障のみ」、30代なら「収入保障+必要保障額計算」、40代なら「団信を考慮した生保減額」、50代なら「子独立で大幅縮小」、60代なら「医療特化の終身保険検討」です。

✅ 今日やること(まず1つでOK)
  1. 今入っている保険の保険証券をぜんぶ手元に集めて、毎月の保険料を全部合計する(証券が見当たらなければ、銀行口座の引き落としやクレカ明細で「保険」と書かれた項目を探せばOK)
  2. 本記事2章の計算式に自分の数字(家族の手取り・子の年齢)を当てはめて必要保障額を出す(公的な遺族年金が手厚いぶん、思ったより小さくなるはず)
  3. 収入保障保険(保険料は月3,000円台)+NISAで貯蓄」というシンプル構成と今の保険を比べ、ムダな特約を1つ解約候補にする

我が家は月3,640円のシンプル構成。一緒に保険を最適化していきましょう。

では、ちちまるでした。

必要保障がわかったら、次は具体的な見直し

年代別の必要額を把握できたら、あとは「入りすぎ」を削るだけ。保険の見直しは家計改善の即効薬です。具体的な見直し方は次の記事で解説しています。

  • 保険は"入りすぎ"を削るのが家計改善の即効薬
  • 我が家に合う保障だけに絞れば家計が軽くなる
  • 見直しの具体策は次の記事で
保険見直しのコツを見る →
📚 出典・参考データ
免責事項:本記事は2026年6月時点の制度・保険商品概要に基づきます。保険商品の選択は個人の状況(家族構成・収入・既存資産・健康状態)で大きく変わります。具体的な相談は中立的なFP(独立系)にご相談ください。
✍️ この記事を書いた人
ちちまる
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関西郊外在住・36歳2児のパパ。世帯年収430万円・片働き家庭で、FP3級レベルの知識と投資歴6年(投信・日本株・米国株・新NISA・iDeCo)を活かしてお金のリアルを発信。趣味は映画1,400本超・子鉄パパ業・晩酌。
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