ドコモの銀行(旧住信SBI)のデメリット6つ|サブ口座パパの正直レビュー
📅 この記事は 2026年8月時点の情報をもとにしています(最終更新日に連動)
📖 もくじ▼

どうも、ちちまるです。我が家はサブ口座にV NEOBANK(住信SBIネット銀行のVポイント支店)を使っています。その住信SBIネット銀行が、2026年8月3日から「ドコモの銀行」(ドコモSMTBネット銀行)になりました。今日はあえて「良いところ」ではなく、使って感じたデメリットを正直に6つ挙げます。回避できるのか、それでも子育て世帯に向くのかまで、フラットにお話しします。
- デメリットは大きく6つ。ただし4つは回避策があり、残り2つは「対面で相談したい人」「ドコモ以外のポイントを貯めたい人」の相性問題
- 向くのはネット完結でOK+SBI証券を使う+生活防衛資金を色分けしたい人
- 向かないのは日常の銀行手続きを窓口でしたい・スマホが苦手・dポイント以外に集約したい人
- 2026年8月3日から商号は「ドコモSMTBネット銀行」・個人向けブランドは「ドコモの銀行」。口座・残高・引き落とし設定はそのままで、利用者側の手続きは原則不要
💡 「何が変わったの?」を知りたい方へ:商号変更・dポイント連携など変更点の全体像は ドコモの銀行で何が変わる? に、V/JALなどNEOBANK各支店との違いは NEOBANK比較 にまとめています。この記事は「この銀行そのものを使ううえでのデメリット」に絞ります。
ネット銀行は便利ですが、当然デメリットもあります。大事なのは「欠点を知ったうえで、自分の使い方に合うか」を判断すること。本記事は実際に使っている一利用者の正直レビューとして読んでください。
デメリットは6つ。まず全体像から
| デメリット | 深刻度 | 回避できる? |
|---|---|---|
| ① 日常取引の有人窓口がない | 中 | △ ネット銀行の宿命。メガバンク併用で補う |
| ② ランクが低いと無料回数が少ない | 中 | ◎ 条件を1つ満たせばOK(後述) |
| ③ 実質スマホ前提(アプリ認証) | 中 | ○ スマホがあれば問題小 |
| ④ 目的別口座から直接動かせない | 小 | ◎ 代表口座経由でひと手間だけ |
| ⑤ 電話サポートが用途別・平日中心 | 小 | ○ チャット・FAQで代替 |
| ⑥ ポイントがdポイントに一本化 | 人による | △ 非ドコモ勢は様子見の判断が必要 |
① 日常取引の有人窓口がない(振込・入出金は完全ネット)
普通預金・振込・入出金といった日常の銀行取引に、対面の窓口はありません。現金を窓口で入金することもできず、入出金は提携ATM(コンビニ等)だけ。しかもATMで扱えるのは紙幣のみで、硬貨は取り扱いなしです。子どものお年玉の小銭を入金したい——みたいな場面では出番がありません。
ただし、よくある誤解をひとつ。「住宅ローンの相談も対面でできない」は誤りです。住宅ローンに限っては公式に「対面相談コース」があり、専属銀行代理店(ローンプラザ等)の全国50店舗以上で、土日も相談できます。さらに2026年7月からは銀行代理業者経由の対面での口座開設案内も始まっており、「完全にネットだけの銀行」からは少しずつ変わりつつあります。
日常の「窓口が必要な手続き」(現金の大口入出金・硬貨・各種証明書の即日発行など)はメガバンクや地銀の口座を1本残してそちらに寄せるのが現実解。我が家もこの銀行は目的別のサブ口座と割り切っていて、窓口が要る用事はそもそも持ち込みません。
② ランクが低いと、ATM・振込の無料回数が少ない
本体支店(旧イチゴ支店など)には「スマートプログラム」というランク制度があり、ランクによってATMと他行振込の無料回数が変わります。
まず安心材料から。新規口座開設ならシルバーからスタートし、4ヵ月間はランクが下がりません(ATM・他行振込とも月5回無料)。注意すべきはその後で、残高50万円未満・給与受取や口座振替の設定なし、だとベーシックに落ち、他行振込の無料は月1回だけになります。超過すると他行振込は1回77円、ATMは1回165円(ゆうちょ銀行ATMは330円・いずれも税込)。「開設して放置」がいちばん損をするパターンです。
条件を1つ満たせばシルバー(月5回無料)は維持できます。いちばん簡単なのは残高50万円以上を置くか、給与受取または口座振替を1件設定すること。生活防衛資金の置き場所にするなら、残高条件は自然に満たせます。
なお、V NEOBANKやJAL NEOBANKなどの提携支店はこのランク制度の対象外で、無料回数はブランドごとに一律です(例:V NEOBANKはATM入出金 合計月5回・他行振込 月5回)。我が家のV NEOBANKはこの一律枠で、正直、月5回で困ったことはありません。
③ 実質スマホ前提(スマート認証NEO)
この銀行のセキュリティの柱は「スマート認証NEO」というスマホアプリの認証です。公式には「必須」ではなく強く推奨という位置づけですが、取引内容によっては承認が求められ、ATMアプリの利用条件でもあるため、実質スマホ前提と考えたほうが実態に近いです。
使い勝手は悪くありません。アプリで生体認証ログインしていれば、取引ごとの承認は不要です。承認画面が出るのは、パソコンから振込や設定変更をするときなど。逆に言うと、スマホが手元にないとPC側の取引が止まる——これが「スマホ前提」と言われる理由です。
新端末でアプリにログインし、登録している電話番号あてのSMS/電話認証で再登録します。大事なのは旧スマホではなく電話番号。機種変更前に登録番号が最新かを確認し、電話番号も変える場合は切替前に新番号へ変更しておくとスムーズです。
④ 目的別口座から直接「振込・ATM出金」ができない
私がこの銀行を使う最大の理由が目的別口座(口座の中に最大10個の「仕切り」を作れる機能)なのですが、ここにも小さな癖があります。目的別口座からは、振込もATM入出金も直接はできません。いったん代表口座に振り替えてから、が必ずワンクッション入ります。
振替はアプリで数タップ・手数料0円なので、慣れれば気になりません。むしろ「教育費の袋からは簡単に出せない」というひと手間が貯金のガードレールとして機能するので、我が家はデメリットというよりセットの仕様だと思って使っています。使い方の詳細は 目的別口座の活用法 にまとめています。
⑤ 電話サポートが用途別・平日中心
「電話がつながらない」という口コミを見かけますが、実態は電話窓口が用途別に分かれていて、受付時間が平日中心ということです。一般の預金・振込の疑問は原則チャットとFAQで解決する設計で、ログインや認証で困ったときの電話窓口は平日9:00〜17:00のみ。平日昼間に動けない人はここで詰まりやすいです(カード紛失・盗難などの緊急窓口は24時間365日あります)。
⑥ ポイントがdポイントに一本化(非ドコモ勢は様子見の判断)
2026年8月3日の「ドコモの銀行」移行で、いちばん意見が分かれるのがここです。dアカウントを連携すると(受付開始は2026年8月20日の予定)、ポイントの付与がdポイントに切り替わり、それまで保有していたスマプロポイントもすべてdポイントに切り替わります(公式明記・スマプロポイントへは戻せません)。そして切り替え後は、現金への交換やJALマイルへの交換はできません(公式明記)。
ドコモ経済圏の人には朗報です(公式には、dカード等の条件達成で最大3.0%+マネックス証券の条件達成で最大+1.5%=初年度最大4.5%のポイント付与が案内されています。詳細条件は8月20日以降に公式で案内予定です)。一方で、この銀行の利用者は約7割がドコモ以外の回線と言われており、「dポイントに寄せられても困る」という人が多いのも事実。実際、SNSでは改称への戸惑いの声も多く出ました。
まず、口座・金利・目的別口座などの機能は変わっていません。ポイントの扱いだけで解約まで飛ぶのは早計です。V NEOBANKなど提携支店のユーザーはブランド名もポイント(Vポイント)もそのままなので、そもそも影響がほぼありません。非ドコモの人がどう構えるかは ドコモユーザー以外はどうする? で詳しく書きました。
それでも子育て世帯に薦められる理由(正直な着地点)
デメリットを6つ並べましたが、我が家がそれでも使い続ける理由は3つです。
- 目的別口座が家計管理に効く:教育費・生活防衛資金・旅行費を「仕切り」で見える化。子育て世帯の「貯める仕組み」としては頭ひとつ抜けています
- SBI証券との連携:ハイブリッド預金で証券口座への資金移動がスムーズ。新NISAの入金経路として優秀です
- ネット銀行としての基本性能:アプリ完結・提携ATMの多さ・振込無料枠。日常使いの道具としての完成度は高い
💡 ②について補足すると、我が家がこの銀行から資金を送っている先はSBI証券のクレカ積立です。銀行のポイントより、積立のポイント付与のほうが金額としては効いています。仕組みは 三井住友カード(NL)×SBI証券のクレカ積立 にまとめました。
①の窓口問題はメガバンク併用で消え、②のランクは条件1つで消え、④⑤は運用でカバーできる。残るのは③スマホ前提が苦手かと⑥dポイントをどう見るかの2点で、ここは損得ではなく相性の問題です。
結局、どんな人に向く/向かない?
- 銀行手続きがネット完結でOKな人(窓口用事はメガバンク併用でカバー)
- SBI証券で新NISAをやっている・始めたい人
- 教育費や生活防衛資金を目的別に色分けして貯めたい人
- dポイントを使う人(ドコモ経済圏なら特典が上乗せ)
- 日常の銀行手続きも対面で相談したい人
- スマホ操作が苦手な人(家族のサポートが前提になります)
- ポイントをdポイント以外(楽天・PayPay等)に集約したい人 → 無理にメインへ据える必要はありません
まとめ:デメリットは「窓口・スマホ前提・ひと手間・dポイント」。回避策とセットで判断を
📝 この記事の要点
- デメリット6つのうち4つは回避策あり。①窓口→メガバンク併用、②ランク→条件1つ、④目的別口座→振替のひと手間、⑤電話→チャット・FAQ
- 残る2つは相性問題。③実質スマホ前提と⑥dポイント一本化(スマプロポイント廃止・JALマイル交換と現金化はdアカウント連携後は不可に)
- 2026年8月3日の移行後も口座・残高・引き落とし・目的別口座などの機能はそのまま。V NEOBANK等の提携支店は名称もポイントも継続
- 我が家はサブ口座(目的別の貯金置き場)として継続。メインに据えるかは「窓口・スマホ・ポイント」の3点で判断を
結論:欠点は「対面なし・スマホ前提・ひと手間・dポイント化」。ここが許容できるなら、子育て世帯の貯める仕組みとしては今も有力です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 「ドコモの銀行」になって、口座やアプリの手続きは必要?
A. 原則不要です。口座番号・残高・引き落とし設定はそのまま引き継がれます。アプリは名称・アイコンが順次切り替わります。詳しい変更点は ドコモの銀行で何が変わる? をどうぞ。
Q2. ドコモユーザーじゃないと損?
A. 口座機能に差はありません。差が出るのはポイント面(dポイント一本化・ドコモ経済圏向けの特典)です。非ドコモの人の構え方は こちらの記事 で詳しく解説しています。
Q3. メイン口座にしても大丈夫?
A. 対面での相談が要らないならメインでも使えます。ただし我が家はサブに徹しています。対面手続きが絡む場面をメガバンク側に残しておくと、①のデメリットをほぼ感じずに済むからです。
- スマートプログラム(ランク・無料回数):公式・スマプロランク
- ATM手数料・取扱(硬貨不可・超過165円/330円):公式・ATM手数料
- 振込手数料(超過77円):公式・振込手数料
- スマート認証NEO(推奨・機種変更):公式・スマート認証NEO
- 住宅ローン対面相談(全国50店舗以上):公式・対面相談コース
- 目的別口座(振込・ATM利用不可):公式・目的別口座
- サポート窓口の受付時間:公式・お客さまサポート
- 「ドコモの銀行」開始・商号変更:公式・ドコモの銀行/公式プレスリリース(2026/7/9)
- 商号変更・資本再編(NTTドコモ):ドコモ プレスリリース(2025/12/19)
- 預金保険制度(銀行口座の保護):預金保険機構