オルカンに金は入ってない。じゃあ買うべき?僕の結論は不要

📅 この記事は 2026年6月時点の情報をもとにしています(最終更新日に連動)

オルカンに金は入ってない。じゃあ買うべき?僕の結論は不要
📖 もくじ
ちちまる
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どうも、ちちまるです。投資歴6年・つみたて中心のパパです。2026年6月、金(ゴールド)が急落して「今が買い時?」という声が増えました。先に正直に言うと、僕自身は金ETFを“資産の数%だけ”持っています(資産がある程度育って、守りが要る規模になったので)。でもこれから積み立てる世代には、金はまだ不要だと思っています。売り手バイアスなしで整理します。

📌 ざっくり要約
  1. 金が急落中(2026年6月に約4,000ドル割れ・年初来高値から約3割安)。でもつみたて世代に金は今は不要というのが僕の結論
  2. 理由は3つ:①金は無配当・無利息で「複利が効かない」②値動きが荒く「有事の金」も金利上昇局面では下がる(今回が実例)③貴重なNISA枠は株インデックスに使うべき
  3. 例外=資産が数千万に育って「守り」が要る規模になったら、ヘッジ(値下がりに備える“守りの保険”)としてポートフォリオの5〜10%程度(目安)入れてもいい(僕自身がこの段階で、金ETFを数%だけ持っています)。金は「買い時」ではなく「持つべき規模」の話

💡 この記事のスタンス:ここは一般論+一次ソース+「僕の現時点の方針」です。僕自身は金ETFを資産の数%だけ持っていますが、当ブログは金の広告(純金積立・金ETF等)を一切載せていません。だから「買わせたい」動機がなく、フラットに書けます。最終判断はご自身の責任でどうぞ。

1. まず結論:急落しても、つみたて世代に金は「今は」いらない

「金(ゴールド)投資は必要か?」——急落のたびに増える問いです。「金 投資 やめとけ」も「金は買うべき」も、検索すれば山ほど出てきます。でも、書いているのはたいてい金を売り買いする会社です。買取業者は最後に「純金積立を始めよう」、証券・運用会社は「ポートフォリオの10〜15%に金を」。立場が「買わせたい/売らせたい」側に寄っているのは、頭の隅に置いておきたいところ。

僕自身は金を“少しだけ”持っていますが、金の広告は載せていません(売り手ではない)。そのうえでの結論はシンプルです。

資産形成期(コツコツ積み立てて複利を回している段階)に、金はわざわざ要らない。急落した今も、慌てて飛び乗らなくていい。

なぜそう考えるのか。理由を3つに分けます。

2. 理由①:金は「複利が効かない」資産だから

株式インデックス(オルカンやS&P500)が長期で強いのは、配当を生み、その配当を再投資してさらに増える「複利」が効くからです。雪だるま式に増える原資が、企業の利益から生まれ続けます。

一方で金は配当も利息も生みません。1kgの金は10年後も1kgの金のまま。狙えるのは値上がり益(キャピタルゲイン)だけ。売買で値上がり益を再投資する手はありますが、株の配当のように「持っているだけで増える」原資がないのが弱点です。複利の雪だるまを回したい資産形成期に、利息ゼロの資産へ資金を割くのは、エンジンの一部を切るようなものです。

💡 金利が上がると金が不利になる理由 金は利息を生まないので、預金や債券の金利が上がるほど「利息を捨ててまで金を持つ理由」が薄れます。今回の急落も、米国の金利上昇観測が大きな引き金。金は「金利のない世界」で輝き、「金利のある世界」では見劣りしやすい資産です。

3. 理由②:値動きが荒く、「有事の金」も万能ではない

「有事の金」という言葉から、金は下がらない安全資産だと思われがちです。でも安全資産=価格が下がらない、ではありません

実際、金は2026年6月24〜25日に1オンス(約31g)約4,000ドルを割り込みました(2025年11月以来の安値)。1月末の史上最高値(約5,600ドル)からは約3割安です(その後は反発する日もあり、価格は日々変動します)。きっかけは米国の利上げ観測の織り込みと、1年ぶりのドル高、加えて中東(米イラン)の緊張緩和で「有事の金」プレミアムが剥落した面もあります。「有事に強い」はずの金が、金利とドルの前ではあっさり下がる——今回がその実例です。

なお、これはドル建て価格の話。同じ時期は歴史的な円安なので、円換算で見ると金価格はドル建てほどは下がっていません(為替が値動きを和らげる)。日本で金を買うと、金そのものの値動きに為替(ドル円)の影響も乗ることは頭に入れておきたいところです。

ちちまる
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誤解しないでほしいのは、「下がってるから金はダメ」と言いたいわけではないこと。短期の乱高下と、長期の見通し(強気の専門家もいます)は別の話。僕が言いたいのは「この値動きの荒さを、資産形成の主役に置く必要はない」ということです。値動きの荒さって何?という方は リスクとは「変動」のこと もどうぞ。

4. 理由③:貴重なNISA枠は、金より株に使いたい

ここは誤解の多いところなので、正確に分けて書きます

⚠️ 金とNISA・税金の関係(混同注意)
  • 現物の金(金地金・純金積立)NISAの対象外。売却益は総合課税の譲渡所得(年50万円の特別控除あり・保有5年超なら譲渡益の1/2だけが課税対象=長く持つほど税が軽くなる)
  • 金ETF・金投資信託:こちらはNISA成長投資枠で買えます。利益は20.315%の申告分離課税(NISA内なら非課税)

💡 総合課税=給料などほかの所得と合算して税率が決まる(所得が高い人ほど不利になりやすい)/申告分離課税(20.315%)=ほかの所得と分けて一律で課税(復興特別所得税込みの税率)。

※「金は全部NISA外」は誤り。現物か、ETF・投信かで扱いが変わります。

そのうえでの考え方です。NISAの非課税枠は一生で1,800万円という有限の資源。同じ枠を使うなら、配当・成長で複利が効く株式インデックスに使うほうが、非課税メリットを最大化できると僕は考えます。利息も配当も生まない金に貴重な枠を割くのは、もったいない。NISA口座を持っているなら、なおさら主役は株でいいはずです。

5. じゃあ金はいつ要る?=「数千万に育ってから」の話

ここまで「不要」と言ってきましたが、金が一生不要だとは思っていません。要る/要らないは、実は「買い時」ではなく「資産規模」の問題です。

株式インデックス と 金(ゴールド)|つみたて世代の選び方株式インデックス配当・成長を生む=複利が効くNISAで非課税(枠を使う価値大)長期は右肩上がりを期待金(ゴールド)配当・利息ゼロ=複利が効かない現物はNISA外・総合課税「有事の金」も金利上昇で下落つみたて世代はコア株に集中。金は資産が数千万に育ってから(目安5〜10%)でも遅くない

資産が数百万のうちは、金を5〜10%入れても十数万円ほど。値動きをならす効果はあっても、家計を左右するインパクトにはなりません。でも資産が数千万に育つと話が変わります。守るべき額が大きくなり、「全部が株」だと暴落時の振れ幅(円ベースの含み損)が精神的にもキツくなる。

そのときに株と値動きの方向が違いやすい(=低相関の)金を少し混ぜると、ポートフォリオ全体のブレを抑える効果が期待できます。これが「ヘッジ(守り)」としての金の使い方。低相関がなぜ分散になるのかは 相関ってなに? で図解しています。

ちなみに、世界最大級の年金基金であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の基本配分も、国内外の株式と債券が中心で金は組み入れていませんGPIF公式)。プロの超長期分散でも、金は"主役"ではないわけです。

📋 「金は何%?」の目安(断定はできない)
  • 金の運用研究(World Gold Council/SPDR系)では、最適な金の配分はリスク許容度によりおおむね2〜10%(バランス型で5〜6%が最適とも)と試算されています
  • よく言われる「5〜10%」はこの幅に概ね収まる目安。ただし唯一の正解ではなく、他の資産や許容度で変わります
  • つまり金は「今すぐ買うか」ではなく、コア資産(資産の中心となる主力)が育ち、守りが必要になった段階で検討する“最後のピース”という位置づけ

→ 株100%でいいのか不安な方は、年代別の配分を整理した ポートフォリオ・ロードマップ(30代は債券すら不要、の考え方)や アセットアロケーションとリバランス もどうぞ。金は、そこに「4つ目の選択肢」として後から足すかどうかの話です。

6. 我が家の現時点の方針

最後に、僕自身の今の考えを正直に。

💡 ちちまる家(片働き・年収430万・投資歴6年)の方針
  • コア資産はオルカン/S&P500のつみたてが中心金ETFは“ヘッジ”として資産の数%だけ持っています
  • 金を増やさない理由:複利を回す主役はあくまで株。金は“守りの少量”にとどめる(NISA枠も株を優先)
  • なぜ“数%だけ”か:資産がある程度育って「守り」が要る規模になったから。それでも主役は株で、金は数%にとどめています(→ 我が家の資産がいくら・どう育ったかは 年収430万パパの資産公開

安全資産として金を」とよく言われますが、僕の中では金は安全資産ではなく「値動きの方向が株と違う、守りのスパイス」。安全に置いておきたいお金は、現金や個人向け国債のほうが素直です。

なお「金はインフレに強い」も半分は本当ですが、インフレに本当に強いのは株式という整理を別記事にしています。インフレ対策が目的なら、まず株です。

まとめ:金は「買い時」じゃなく「持つべき規模」の話

📝 この記事の要点

  • 金が急落(2026年6月・約4,000ドル割れ)。でもつみたて世代に金は今は不要
  • 理由=①無配当・無利息で複利が効かない②値動きが荒く「有事の金」も金利上昇で下がる③NISA枠は株に使うべき
  • NISA・税金は現物(NISA外・総合課税)とETF・投信(NISA可・分離課税)を分けて理解する
  • 例外=資産が数千万に育ち守りが要る規模になったら、ヘッジで目安5〜10%(断定はしない)
  • 短期の乱高下と中長期の見通しは別物。今やることは、コア資産の積立を止めないこと

結論金は「買い時」の話ではなく「持つべき規模」の話。これから積み立てる世代は、慌てて持つ必要はありません。

ちちまる
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急落のニュースを見ると「乗り遅れる?」と焦りますよね。でも僕らがやるべきは、値動きの荒い金を慌てて買うことじゃなく、コアの積立を淡々と続けること。金の出番は、もっとずっと先で大丈夫です。では、ちちまるでした。

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⚠️ 投資のリスクについて 本記事は筆者(金ETFを資産の数%保有)の一般的な情報整理であり、特定の金融商品・銘柄の売買を推奨するものではありません。金・株式とも元本割れ・価格変動・流動性等のリスクがあります。記載の価格・数値は2026年6月時点の概算で、最新値は各リンク先でご確認ください。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
✍️ この記事を書いた人
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関西郊外在住・36歳2児のパパ。世帯年収430万円・片働き家庭で、FP3級レベルの知識と投資歴6年(投信・日本株・米国株・新NISA・iDeCo)を活かしてお金のリアルを発信。趣味は映画1,400本超・子鉄パパ業・晩酌。
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